【「男の趣味部屋」「理想の愛車」拝見】
インドア・アウトドアに関わらず、趣味を持つことは毎日を楽しく、そして人生を謳歌するのに大切なエッセンス。そんな趣味を楽しむにあたり、インドア派にとっては趣味部屋、アウトドア派にはクルマが欠かせない存在となるだろう。そこで、さまざまな趣味ライフを満喫している人たちに、"趣味活"の場や相棒、使用しているギアを取材。それを受けてオススメのアイテムをたっぷり紹介する。これを読めばきっと「いいなぁ、憧れるなぁ、オレも…」と妄想が膨らむはず。その妄想こそが、趣味活の第一歩なのだ。
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アウトドア好きの多くが乗るクルマといえばSUV。しかし、高梨達徳さんが選んだのは日産のピックアップ、ダットサン。「汚れたものを積み込めるか」が選ぶ際のポイントだったという。
バイク雑誌編集部を経て、現在はウェブや広告など幅広い媒体で活躍するフリーライター。バイク以外にも釣り、登山、キャンプと外遊び系の趣味を幅広く楽しんでいる
日産 ダットサン(D22型)
「ダットラ」の愛称で親しまれてきた国産ピックアップトラック。本場アメリカで一般的なフルサイズとは異なり、都内でも取り回しやすいサイズが魅力。高梨さんが所有するのはD22型の直4、2.4Lのキングキャブ仕様。
■趣味でも仕事でも活躍している愛車
慣れた手つきでテールゲートを開き、荷台から釣具やパックラフトを次々と降ろしていく高梨さん。彼と2000年式ダットサンピックアップは、かれこれ6年以上の付き合いになる。
バイク雑誌編集の仕事を通してオフロードバイク愛をこじらせてしまった彼は、本格的なコースを走りたくなり、ついにモトクロスバイクを購入。そうなると欲しくなるのが、バイクを載せて運搬できるトランポ(トランスポーター)だ。
トランポにはハイエースなどのロングバンが使われるのが一般的だが、彼が目を付けたのは汚れたバイクも気にせず積み込めるピックアップトラック。当時乗っていたゴルフ6 GTIを潔く手放し、すぐにダットサンをお迎えした。
「前に乗っていたゴルフはスポーツグレードで、山道のワインディングをキビキビ走るのが好きだったんです。でも、どんどん趣味の幅が広がっていって、自分のライフスタイルにクルマのほうがおいつけなくなっちゃいました(笑)」
釣りや山登り、キャンプ、オフロードバイク、パックラフティングなど、多方面にわたる彼の趣味は、さまざまな機材を必要とするものばかり。圧倒的な積載能力を誇るピックアップトラックは、まさにもってこいの存在だったというわけだ。
購入後は足元をオールテレーンのタイヤに変え、用途に応じてベッドエクステンダーを装着。さらに使い勝手が向上し、今は趣味で出かけるときも、仕事で撮影現場に出向くときも、愛車が活躍している。
遠く離れた場所からでもすぐに見つけられるオレンジ色のピックアップトラックは、すっかり彼のトレードマークとして定着したそうだ。
「さすがに今のクルマで積載に困ることはないですね。荷物は迷ったら積んでおく、がモットーです。でも人を乗せるとなると話は別。リアシートが跳ね上げ式の横向きで、めちゃくちゃ狭いんですよ。基本的に乗車定員は4名なんですが、まともに乗れるのは2名まで。車体はこんなに大柄なんですけど、人間の積載は苦手なんです(笑)」
※2022年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号104-105ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/中田美幸 写真/山岡和正>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/501564/
- Source:&GP
- Author:&GP