1月6日(日本時間)、台湾の大手テックメーカーHTCは、新型XRヘッドセット「VIVE XR Elite」を発表しました。価格は17万9000円(税込)。同日より事前予約受付を開始しており、発送は2月下旬を予定しています。
2月15日までに予約し、3月末までにVIVE XR Eliteのセットアップを完了すると、事前予約特典として、100ドル以上相当の5つのコンテンツを受け取ることができます。
VRだけでなくMRにも対応
VIVE XR Eliteは、スタンドアロン型のオールインワンXRヘッドセットです。
解像度は片眼1920×1920ピクセル、最大リフレッシュレートは90hz、視野角は110°。IPD(瞳孔間距離)は無段階調整ができ、左右レンズの視度調整機能も搭載しているため、メガネを装着しなくてもVR体験ができます。
本体重量は、バッテリー込みで625グラム。あえて比較するならば、MetaのVRヘッドセット「Meta Quest Pro」より軽量ということになります。
フルカラーRGBカメラを内蔵しているVIVE XR Eliteは、パススルーにも対応しており、VRだけでなくMRでの利用も可能。ハンドトラッキング機能や深度センサー(屋内環境に限定、3月末まで利用不可)も搭載しています。
今後はフェイストラッカーやアイトラッカーパーツも発売予定とのこと。
バッテリーを取り外してメガネに
VIVE XR Eliteは、ゴーグル型として活用できるほか、背面バッテリーを取り外してモジュールを付け替えることで、メガネ型にも変形可能です。
バッテリーの駆動時間は、約2時間。ホットスワップにも対応しているため、体験を中断することなく別の電源やバッテリーに付け替えられます。
なお、HTCがVR分野で新製品を発表するのは、2021年10月に発表したメガネ型VRグラス「VIVE Flow」以来、約1年2カ月ぶりとなります。
(文・Saki.A)
- Original:https://techable.jp/archives/189221
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:天野早紀