東京ガスのLNG基地や火力発電所でクラウドマニュアルシステム「Teachme Biz」を活用

鷲見萌夏

2年前

マニュアル作成・共有システム「Teachme Biz（ティーチミー・ビズ）」を展開する株式会社スタディストは、東京ガス株式会社（以下、東京ガス）のLNG基地内での同社サービス利用事例について発表しました。

「Teachme Biz」とは

「Teachme Biz」は1社あたり月額5万円（税抜き）で利用できるクラウド型のマニュアル作成・共有を行うシステム。

マニュアルの作成や管理を効率化することで、生産性を大きく向上させます。手順書の作成時間を大幅に削減することに加え、人材育成の効率化や顧客満足度の向上などの成果が期待できます。

株式会社アイ・ティ・アールから発表された『ITR Market View：カスタマーサクセス市場2022』内の「マニュアル作成支援市場動向」では2年連続ベンダー別売上金額シェアNo.1（2020年度、2021年度）を獲得しています。

東京ガスでは、作成・更新の手間、文章が中心であることによる分かりづらさ、保管場所のばらつきというマニュアルに関する課題を抱えていました。

そこでLNG基地や火力発電所などを管理するエネルギー生産本部は、DXの取り組みの一環として、2021年12月から「Teachme Biz」を本格的に導入しました。

「Teachme Biz」では動画や画像をメインにしたマニュアルを手軽に作成できるほか、いつでも確認できるため、東京ガスでは新人や異動者の教育時間が短縮されました。

ほかにもクラウドでマニュアルを共有することにより、社内の問い合わせが削減されたことに加え、効率的な手順が共有され、業務の効率化につながったといいます。

さらに「Teachme Biz」を活用して、システム導入時に必要な手順の取りまとめや引き継ぎを行った結果、効率的な実施が可能となりました。

2023年にはLNG基地内でマニュアルのコンテストも計画しています。

（文・夏木ますみ）