Apple Cardは、AppleがGoldman Sachsと提携し、発行するクレジットカードですが、同カードによって、Goldman Sachsの関連部門が12億ドル(約1,535億円)の損益を計上した、と伝えられています。
新規顧客1人あたり350ドルのコスト
2022年の最初の9カ月間で、昨年新設されたGoldman Sachsのプラットフォーム・ソリューション(PS)部門は、12億ドル以上の税引前損失を出しました。Apple Cardに関連する貸倒引当金が原因になったとのことです。
Goldman Sachsは、Apple Cardをはじめとする消費者向けサービスの立ち上げに多大な資金を費やしました。2019年の報告書によると、Apple Cardの新規顧客1人あたりおよそ350ドル(約45,000円)が同行にかかっているとのことです。
「Apple Cardのポートフォリオは業界平均に比べて収益が低く、損失内容が高くなる可能性がある」とアナリストは考えていますが、Goldman Sachsの最高経営責任者(CEO)のデビッド・ソロモン氏は、Appleとの提携を「これまでで最も成功したクレジット立ち上げ」と評しており、その投資は短期的には銀行の収益を引き下げるものの、銀行の能力と競争力を拡大するためには不可欠と述べています。
Source:Bloomberg via AppleInsider
(lexi)
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