米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2023年1月17日、Appleが出願した、Apple Watchにモジュラー構造のセンシングシステム(以下、モジュラーセンシングシステム)を搭載する特許を公開しました。
このモジュラーセンシングシステムは、Touch IDや心電図測定機構、音声認識センサーなどの各モジュールを組み合わせて構成することが検討されています。
指紋認証センサーや心電図測定機構を組み合わせて統合
Appleが今回出願した特許に記された、Apple Watch向けモジュラーセンシングシステムの構造は、iPad Air(第4世代)などに搭載されているTouch ID内蔵トップボタンに似ているとPatently Appleは説明しています。
Appleは以前も、Apple WatchへのTouch ID内蔵サイドボタン実現に繋がり得る特許を申請していました。
特許には、モジュラーセンシングシステム(下記図表1Aの110)に組み込むセンサー類として、指紋認証、音声認識、心電図測定機構など(下記図表1B)が想定されています。
これらのセンサーで測定した情報は本来の目的以外に、音声出力、触覚フィードバック、ディスプレイへの出力などにも活用されます。
Touch ID内蔵センシングシステムの概要
下記図表2Aは、Apple Watchにモジュラーセンシングシステムを組み込んだ状態です。
現在はデジタルクラウンに搭載されている心電図測定機構は、214aに移動しています。
また、214bは指紋認証センサー(Touch ID)として機能します。
下記図表3Bは、モジュラーセンシングシステムの構造図で、Patently Appleの指摘通りiPad Air(第4世代)などのTouch ID内蔵トップボタンに似ています。
Source:USPTO(PDF) via Patently Apple
Photo:The Verge,Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-518099/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania