CO2の排出ゼロ、アイドリング不要で動作音も静かなEVは、考えてみれば自然の中で楽しむアウトドアとは好相性。世界規模で進行しているEVシフトの波の中、「次にクルマを乗り換えるなら、そろそろEVかな〜」なんて考えているあなたに、ちょっとユニークなEVを紹介します。
次世代を担う商用EVに特化した気鋭のカーメーカー・HW ELECTROが発表したのは、観音開きのリアドア、上方向に大きく跳ね上がるサイドドア、およそ7立方メートルの大容量荷室スペースを備えたEVバン「ELEMO-L」(価格未定)。もともと貨物運搬などの用途を想定した商用EVバンですが、広い荷室をカスタマイズすればアウトドアでの活用もできるかも!
2019年の設立以来、デリバリー用途などに適した小型商用EVを手がけてきたファブレスメーカー、HW ELECTRO。2021年4月には輸入小型商用EV車として国内で初めてナンバーを取得、同年7月には最大積載量400〜650kgのコンパクトな小型EVトラック「ELEMO」を発表。続く11月には初代モデルの使い勝手をそのままに、日本国内の軽自動車規格に合わせて再設計した「ELEMO-K」の販売をスタートするなど、精力的な製品開発を展開する新進企業です。
小回りのきく縦長フォルムや国産車にはない個性的な顔立ちなど、どこをとっても実にユニーク! ラストワンマイルのビジネスの可能性を広げる新型EVとして話題を集めていますが、今回新登場の「ELEMO-L」は、車両サイズと積載量をぐぐっとアップ、さまざまな用途に使える汎用性を備えたスタイリッシュなEVバンです。
車両サイズは全長540cm・全幅185cm・全高は205cm、例えていうならトヨタのハイエースワゴン グランドキャビンなどに近いサイズ感。電力100%で走れるから、走行におけるCO2排出量はもちろんなし。最大積載量1250kg、幅133cm×奥行き289cmの広い荷室スペースは荷物の積載はもとより、アイデア次第でさまざまにアレンジできそう。釣りやサーフィン、スノボなど趣味に特化した秘密基地として改造するもよし、内蔵バッテリーをフル活用して快適キャンピングカーや車中泊仕様にカスタマイズするなんてのもいいですよね。
バッテリー容量は43.5kWhで、フル充電あたりの走行距離のめやすは270kmと実用性も十分。発売は2023年初夏ごろの予定です。
<文/&GP>
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