登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップは岐阜県、および岐阜県警察と、山岳救助の際に有用な情報である登山届を主軸においた「山岳遭難事故防止に向けた連携協定」を締結しました。
今回の締結により、「YAMAP」で作成した登山計画書を、正式な登山計画書として岐阜県及び岐阜県警察に提出することができるようになりました。
登山をお手伝いするアプリ「YAMAP」
山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることができる日本最大の登山・アウトドアプラットフォーム。2023年1月時点で、累計350万ダウンロードを突破しました。
岐阜県と岐阜県警にも簡単に登山届を提出
事前にコースタイムを自動計算して無理のない登山計画が作成できる「YAMAP」。「YAMAPに登山計画を提出する」を押すと、大切な家族をはじめとした緊急連絡先にも情報を共有できる登山計画と提出機能もあります。
県条例で義務付けられている山岳を含め、岐阜県内すべての山について「YAMAP」から登山届の提出が可能。さらに、「YAMAP」は日本全国25000座以上の山情報を収録しており、登山届ポストがないような里山や低山であっても、登山届を提出することができます。
今回の連携により期待されること
登山者は別途、登山計画書を記入・郵送・投函したりするなどの手間が省けて利便性が向上する一方、岐阜県や岐阜県警察は登山届の提出数が大幅にアップすることが見込まれます。万が一の遭難の場合でも救助に有用な登山計画情報を早く把握でき、救助の迅速化が期待されます。
(文・ソルトピーチ)
- Original:https://techable.jp/archives/191552
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:平井久美子