Appleは、iPhone15 Proシリーズの電源ボタンと音量ボタンを、物理ボタンから感圧式ボタンに変更すると噂されていますが、出願した特許から多様なフィードバックを行うHaptic Touchに対応する可能性が指摘されています。
ボタンのオン/オフだけではなく、長さに応じた変化も?
アナリストのミンチー・クオ氏が、iPhone15 Proシリーズの電源ボタンと音量ボタンは、物理ボタンから左右2つのTaptic Engineを用いた感圧式ボタンに変更されるとの予想を伝えていました。
クオ氏の予想から、iPhone14 Proシリーズでの単純な動作をTaptic Engineで再現するだけと考えられていますが、iMediaは、Appleが出願した特許からもっと多様なフィードバックが行われる可能性を指摘しています。
特許には、iPhoneのボタンはユーザーが押す際の操作に応じて数種類の動作を行うと記載されています。
Haptic Feedbackと特許に記載
今回出願された特許には、ボタン操作に対する反応は、ユーザーインターフェース、音、振動、Haptic Touchによるフィードバックによって行われる(下記図表1Aの133と161)と記載されています。
iPhoneのディスプレイに搭載されているHaptic Touchでは、ユーザーがディスプレイを押す時間に応じてユーザーインターフェースが変化しています。
今回の特許は、こうした機構を導入することでボタンの数を増やさずに多種類の操作を可能とするものです。下記図表5C13では、操作によって複数の選択肢(アイコン)が表示されることが示されています。
こうした動作は物理ボタンでも可能かもしれませんが、ユーザーの「長く押す」に対応させようとすると耐久性を向上させる必要が生じることから、ボタンスイッチが大きくなる懸念があります。
ボタン部に可動部が存在しないHaptic Touchによる動作の再現なら、こうした点が解消されると期待されます。
特許では、電源ボタンと音量ボタンを組み合わせた操作(下記図表5C19)も想定されています。
Source:USPTO(PDF) via Patently Apple,iMedia
Photo:Apple(米国)
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-519637/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania