千葉県勝浦市でSkyHubによるドローン配送が開始！商店街からの握り寿司も崩れない

ohtani

2年前

人手不足や環境負荷など、従来の物流における様々な問題の解決につながると近年世界中で注目されているドローンによる配達。

千葉県勝浦市は2021年からドローン配達を含んだ新スマート物流Sky Hubの構築・実装に向けて取り組んできており、2022年に行った実証実験を経て、遂に2023年1月18日にサービスが開始されました。

よりにぎやかに、より効率的に、より環境にやさしく

本プロジェクトは商店街等に対応したECモールサイトの構築と、ドローン配送やその他陸上輸送を融合した新スマート物流SkyHubを導入するというものです。

本プロジェクトの狙いは以下の通りです。

既存の陸上物流とドローン物流との接続点である「ドローンデポ」と呼ばれる倉庫がドローン配送の拠点として機能します。

さらに、現時点で導入された一連のサービスに加えて、今後は特急配送、オンライン医療、高齢者ケアや防災といったサービスへの広がりも検討されています。

本プロジェクトでは株式会社エアロネクストの物流専用ドローン「AirTruck3」とKDDIスマートドローン株式会社のモバイル通信・管理システム「スマートドローンツールズ」を組み合わせた「AirTruck Starter Pack」が使用されており、安定した遠隔制御・長距離飛行が可能です。

実際にデモンストレーションでは、商店街からの「握り鮨セット」が崩れることなく配達されました。

さらに、複数機での運行や夜間飛行などの高度な運行にも対応しています。

本プロジェクトは勝浦市商店街活性化推進協議会、千葉県勝浦市、株式会社NEXT DELIVERY、株式会社エアロネクスト、セイノーホールディングス株式会社、KDDIスマートドローン株式会社、住友商事株式会社の共同事業となっています。

実施期間は2023年1月18日から3月20日までの約2ヶ月間の予定です。

(文・大谷尊迪）