M2チップ搭載の新型Mac miniは、開始価格が599ドル(84,800円)と前モデルよりも安くなっていますが、256GBのSSDストレージチップを1つだけ搭載しており、M1チップ搭載モデルよりも読み込みと書き込み速度が遅くなっていることがわかりました。
ベースモデルのSSDが鈍化
YouTubeチャンネルBrandon Geekabitが公開した新型Mac miniの分解動画により、M2チップ搭載モデルは読み書き速度はそれぞれ1,500MB/s程度で、旧世代と比べて30%〜50%ほど遅くなっていることが判明しました。
速度低下の理由は、256GBのストレージチップが1つになったためです。M1チップ搭載モデルは、128GBチップを2つ搭載しており、複数のNANDチップでより高速化が実現していました。
512GBでも同様の問題が発生
少なくとも512GBのストレージ構成にすれば単体のストレージチップ搭載によるSSDの鈍化を回避できると思われるかもしれませんが、512GBでもNANDの数が減っているため同様の問題が発生するとのことです。
Appleは昨年米メディアThe Vergeと共有した声明の中で、M2ベースのMacは「さらに高速化」すると主張していますが、これがSSDのパフォーマンスについて言及しているのか、それともシステム全体のパフォーマンスについてなのかは不明となっています。
M2 Pro搭載Mac miniの分解動画は、YouTuberのルーク・ミアーニ氏も公開しており、小型化できなかった理由が推測されています。
Source:MacRumors
Photo:Apple
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania