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Apple Watch、プロサーフィンリーグの公式デバイスに採用

Apple TV+「メイク or ブレイク」
 
が、サーフィンのプロリーグを運営するWorld Surf League(WSL)の公式ウェアラブル端末になったとされました。 Watchがプロスポーツの公式デバイスとして認定されるのはこれが初めてです。

試合中にリアルタイムの情報を提供

WSLは現地時間1月27日、チャンピオンシップツアーに参戦するアスリートたちに、公式ウェアラブルデバイスとしてApple Watchを提供すると発表しました。
 
アスリートたちは試合前に提供されるApple Watch Series 8またはApple Watch Ultraにインストールされた専用「WSL Surfer」で、リアルタイムのスコアなどの情報を得ることが可能となります。

東京五輪金メダリスト「試合に集中できる」

WSLはApple Watchの正式導入に先立ち、2シーズンにわたってApple Watchが期待通りに動作するかの検証を行いました。シーズン開始前には、アスリートたちにアプリの使用方法のトレーニングが提供されます。
 
WSLのチャンピオンで、2020年東京オリンピックの金メダリストであるイタロ・フェヘイラ選手は、風や波の音で試合中に重要なアナウンスが聞き取れないことがあったが、Apple Watchのおかげで試合に集中できる、と喜びのコメントを寄せています。

Apple TV+ではサーフィンのドキュメンタリー番組新シーズン公開

今回の発表を前にAppleは、プロサーファーたちを追ったApple TV+のドキュメンタリー番組「メイク or ブレイク」のシーズン2を2月17日から公開すると予告しています。
 
「メイク or ブレイク」シーズン2の予告動画はこちらです。よく見ると、手首にApple Watchらしきものを装着している選手もいます。
 

 

メジャーリーグでは着用の可否が議論に

Apple Watchがプロスポーツの公式デバイスとして採用するのは、WSLが初めてのケースです。
 
なお、Apple Watchが発売された2015年には、米メジャーリーグ(MLB)で試合中にApple Watchの装着を認めるか否かが議論を呼び、通信を使用しないことを条件に着用が認められました。
 
しかし2017年にはボストン・レッドソックスがApple Watchを使って相手チームのサインを盗んでいたことが判明して問題となりました。
 
 
Source:World Surf League via 9to5Mac
Photo:Apple TV+/YouTube
(hato)

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