Appleのオフィスと言われて思い浮かぶのは、宇宙船のようなデザインをしたApple Parkでしょう。しかし同社の社屋は最初から同じ場所にあったわけではありません。彼らが初めて自分たちのビジネスセンターを構えたのが、今からちょうど45年前のことでした。
Apple初のビジネスセンター
45年前の1978年1月28日、Appleは米カリフォルニア州クパチーノのバンドレー道路(Bandley Drive)に初の常設本社を構えます。
1976年にスティーブ・ジョブズ氏が実家のガレージで創業してからわずか2年後、Apple IIをヒットさせた翌年のことです。オフィスは所在地の名をとって「Bandley 1」と名付けられました。
フロア内をカスタムメイドできるとあって、クリス・エスピノーサ氏(現Apple最年長社員)が当時描いたスケッチが残っています。
Bandley 1は大きくマーケティング/管理、エンジニアリング、製造、空きスペースの四つに区分けされており、空きスペースのある場所(設計図左上)にはエスピノーサ氏による「テニスコート(Tennis courts)?」と冗談めかした走り書きも確認できます。
また、中央下部のAdventと書かれた部屋は来客用のデモスペースで、当時3,000ドルもする最新鋭のプロジェクションテレビが設置され、訪問者の目を釘付けにしたそうです。
その後、AppleのBandley本社は2、3、4、5、6と拡大していき、1993年にはApple Parkの前身となる、Apple Camus(Infinite Loop)をBandley 1の向かいに建設するに至ります。
ちなみにBandley 1からAppleが退去したあとは、法律事務所やコンピュータショップ、自動車教習所などが入居したそうです。
Source:Cult of Mac,Dvorak
Photo:Google
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-521326/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania