<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
突然ですが、皆さんはスニーカーといえば何を思い浮かべますか? adidasのスタンスミス、NIKEのエアフォースワン、それともNew Balanceの996? 名作と謳われるシューズは数多く存在しますが、中でもCONVERSE(コンバース)の「ALL STAR(オールスター)」はその筆頭。街中で見かけない日はないし、記録にこそ残ってはいないものの、販売足数はおそらく世界一。
そんなオールスター、実は2022年12月にアップデート! 「ALL STAR R(オールスター アール)」(8250円)として生まれ変わったのです。
■3つの“R”でひも解く「オールスター アール」の実力
「オールスター アール」はパッと見、これまでのオールスターと同じ印象。正直、「モデルチェンジしたんだよ」なんていわれないと分からないレベルです。それでは、一体どこが進化したのでしょうか。
それは、「REACT(リアクト)」「RECYCLE(リサイクル)」「REFINE(リファイン)」という3つの視点で説明できます。
ひとつめの“R”である「REACT」は、ズバリ「インソール」のこと。軽量性、通気性、クッション性に優れるリサイクルポリウレタンフォームに加え、かかとをしっかりホールドする設計を施した「REACT 2.0」を搭載。これにより、歩きやすさが飛躍的にアップしています。
ご覧の通り、階段や坂道もスイスイ上がれます。ハイテクスニーカーで甘やかされきった足元でも、「REACT 2.0」のクッショニングは想像以上でした。
ふたつ目のポイントは「RECYCLE」。素材の一部をリサイクルしてます…という中途半端なものではなく、「オールスター アール」を構成する主要部分にリサイクル素材を使用。具体的にいえば、アッパー、シューレース、ライニング、インソール、アウトソール等、ほぼ全てがリサイクル素材で成り立っているといっても過言ではありません。
最後の“R”は「REFINE」。あまり聞き馴染みのない言葉ですが、簡単にいえば、既存のモノをより良くすること。“一見どこが変わったのか分からない”と冒頭で言ったものの、実は「オールスター アール」が掲げるテーマのひとつだったのです。
その例がコチラ。スニーカーのタン(ベロ)は、歩いていると次第にズレてしまいます。足の感覚も何だか気持ち悪いし、何よりフィット感が失われてしまいます。そこで、「オールスター アール」はシューレースを通すスリットを設けることでタンのズレを防止。散歩好きな人にとっては地味ながらうれしいアップデートです。
また、かな〜りマニアックですが、「ALL STAR」とデザインされたヒールラベルをフリクションテープと同じ高さに揃えたのも何気に進化ポイント。クラシックなデザインにグッときます。
「REACT」「RECYCLE」「REFINE」という3つの点でアップデートに成功した「オールスター アール」。既存モデルをリスペクトしつつ、ユーザー目線に立ったモノづくりは、まさに“キングオブスニーカー”の称号に相応しい!
なお、カラーは定番の赤や黒はラインナップには含まれてません。フューシャピンクやミントグリーンなど、気分のアガるカラーがズラリ。まだまだ寒い季節が続きますが、新しいオールスターで春の気分を先取りしちゃいましょう!
<文/若澤 創(&GP)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/507283/
- Source:&GP
- Author:&GP