パナソニック ホールディングス株式会社(以下、PHD)とパナソニック株式会社 くらしアプライアンス社(以下、パナソニック)は、介護施設向け介護業務支援サービス「ライフレンズ」と連携可能な「排泄センサー」を開発しました。
2023年3月より、ライフレンズのオプションとして提供を開始し、排泄記録の自動化を通じて、見守り業務の負荷軽減と入居者のQOL向上をめざします。
「まず訪室」から「見て訪室」へ
PHDが2020年7月より提供する「ライフレンズ」は、映像センサーとベッドに装着するシートセンサーを活用した介護業務支援サービスです。
映像センサーで部屋の状況を把握し、シートセンサーで、体動や呼吸レベル、心拍レベルなどのバイタルレベルを検知できます。また、夜間の目覚め、離床、その他異常などを検知すると、見守りシステムに通知される仕組みです。
介護スタッフは、入居者の部屋に行かなくても、映像を通じて入居者の様子や変化をリアルタイムで把握できるため、訪室に頼らない効率的な巡視オペレーションを実現します。
排泄を自動で検知・記録
今回開発された「排泄センサー」は、センサー技術とAI技術により排泄を検知し、トイレの入退室時刻、着座している時間、排便・排尿回数、便量、便形状などの情報を自動で記録します。
排泄情報は、ライフレンズとの連携により、他の見守り情報と一元管理することが可能です。
設置にあたって、便座の交換は不要。取付プレートを用いて簡単に設置することができます。また、なだらかな曲面や継ぎ目の少ない構成など、手入れのしやすさにも配慮して設計されているとのことです。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004996.000003442.html
パナソニック:https://news.panasonic.com/jp/press/jn230119-1
(文・Saki.A)
- Original:https://techable.jp/archives/194652
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:天野早紀