中国ベンダーのTCLが、取り外せるバッテリーを搭載したスマホモデル「Ion X」を発売しました。初期スマートフォンではデフォルトだったバッテリー機能が復活しました。
EUのバッテリー新規制に関連か
TCL Ion Xは、3,000mAhの取り外し可能バッテリーを搭載しており、3.5ミリイヤホンジャックやmicroSDカードスロットも健在で、2010年代初期のスマホを彷彿させます。
TCLが取り外せるバッテリーを再搭載したのは、欧州連合(EU)でバッテリーの持続可能性と再利用性を高めるための新規制が成立する見通しであることと関連していると考えられます。もしこの規制が導入に至れば、スマホベンダーはバッテリーカバーを取り外すか、アクセスしやすいネジを取り外してバッテリー交換を容易に行えるよう機器を設計する必要が出てくるとされています。
機能はお世辞でも良いとは言えない?
TCL Ion Xは、RAMは3GBあるものの、ベンチマークが高いとは言えないMediatek Helio G25システム・オン・チップ(SoC)を搭載しており、ストレージも32GBに限られています。それゆえ、機能的には大したパフォーマンスは期待できないと言えるでしょう。
また5Gにも非対応で、720 x 1,440という一風変わった解像度の6インチディスプレイを搭載しているのもマイナスポイントです。
販売価格は比較的廉価で、Metro by T-Mobileにより米国で119ドル(約15,470円)で販売されています。
Source:Review Geek
Photo:NotebookCheck
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-521799/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania