iPhoneがユーザーの咀嚼音を聞き取って、ダイエットをサポートしてくれる日が来るかもしれません。Appleが新たに食事の音からカロリーを計算する、ユニークな特許を取得したことが分かりました。
カロリー計算に革命を起こす
Appleが新たに取得した「拡張現実(AR)カロリーカウンター」と題された特許は、マイクを通して咀嚼音をiPhoneに検出させ、カメラで食べ物を撮影するようユーザーに促すというユニークな内容です。
しかもAppleによれば、咀嚼の音や長さと撮影された画像を解析し、食品の種類や体積、カロリー摂取量を算出することもできるのだそうです。
特許では、レストランの食事でサイズを測ることの困難さが引き合いに出され、普段の生活では摂取したカロリーを正しく算出できないことが強調されています。「結果として、人々は不正確なカロリー計算をし、減量や正確な薬の投与量の機会を損なっている」
冗談か本気か
Appleはダイエットアプリを新たに開発中なのでしょうか。あまりにもユニークなため、今回取得された特許が本当にサービスとして実現するとは限りません。
ですが、2020年にサブスクリプション型のフィットネスサービス「Apple Fitness+」を提供しているように、同社が以前からヘルスケア分野に強い関心を持っているのは確かです。
一日の摂取カロリー上限をオーバーすると、iPhoneがユーザーに警告してくるのだろうか――まさかAppleがそこまでお節介にユーザーの健康へ介入してはこないだろうと思うかもしれません。
とはいえ、座りっぱなしを警告してくる「スタンド」機能、深呼吸するタイミングを教えてくれる「呼吸」アプリ、20秒の「手洗いタイマー」など、現在Apple Watchに採用されているこれらのサービスを、一体どれだけのユーザーが予想できたでしょうか。
Source:AppleInsider
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-522045/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania