現在、Mac向けの最大のレンズサプライヤーである台湾の先進光(Ability Opto-Electronics Technology, AOET)が、2023年下半期(7月〜12月)よりiPad向けにもレンズ供給を開始すると、Apple関連情報に詳しいアナリストのミンチー・クオ氏が伝えています。
2023年下半期よりiPadにもレンズ供給開始
クオ氏によると、AOETは現在すでにMac向けにレンズを供給しており、そのシェアは最大となっています。ちなみにAOETは世界最大のノートパソコン用レンズメーカーです。
AOETは2023年6月〜12月に新たにiPad向けレンズを受注することで、売上高と利益が前年比で大きく成長すると、クオ氏は予測しています。
その前例として同氏が挙げているのが舜宇光学科技(Sunny Optical)です。Sunny OpticalはiPad向けレンズの受注によりAppleサプライチェーンに加わり、その後順調に受注数を伸ばして、iPhone向けレンズの受注にも成功しています。
AOETの最大株主はLargan Precision
クオ氏によると、AOETはレンズの設計と製造において、iPhone向けにレンズを供給する大立光(Largan Precision)と技術を共有しています。というのも、LarganはAOETの最大株主であり、AOETがAppleの受注を獲得するのはLarganにとってもメリットがあるためです。
またAOETはレンズ開発においてLarganの特許を使用できるため、将来的に競合他社に対し有利な立場となるとの目算もあると、クオ氏は分析しています。
さらにAOETは、米国の大手ノートパソコンブランドと戦略的契約を締結、早ければ2024年始めよりカメラモジュール(CCM)の出荷を開始する見通しとのことです。
Source:Mincg-Chi Kuo/Medium
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania