家庭用コーヒーマシンもいよいよ新時代に突入! いままでにない新感覚の高級コーヒーマシンが、あのタイガー魔法瓶から登場です。
これまで真空断熱ボトルや炊飯器など多彩なキッチンアイテムを開発してきたタイガー魔法瓶。長年の経験で培ったスチーム技術と熱制御技術、真空技術を駆使して完成したのは、革新的な機構を搭載した自動サイフォン式コーヒーメーカー「Siphonysta(サイフォニスタ) 」(6万6000円)、2月21日の発売を待たずして、各所で話題沸騰中です。
まずは抽出方式から。家庭用コーヒーメーカーといえば、コーヒー粉を入れたフィルターに湯を落としていくドリップ式が一般的ですが、この「Siphonysta」では気圧の変化を使って抽出するサイフォン式を採用しています。
ごくざっくり説明すれば、サイフォン式とは下のフラスコで湯を熱して水蒸気を発生させ、上のロートでコーヒーを抽出。抽出が終わったところで加熱をストップ、すると抽出されたコーヒーが真空状態になったフラスコに吸引されるという仕組みです。
高温で一気に抽出するため、香りもコクも他の抽出方法とは段違い。ただ手間も時間もかかるため、日々の生活としてカジュアルに楽しむというより、趣味性の高い抽出方法という印象がありました。
そんなサイフォン式を全自動で実現できるのがこの「Siphonysta」。本体上下に2つのシリンダーを搭載しますが、一般的なサイフォン式とは逆に、上シリンダーに水、下シリンダーにフィルターとコーヒー粉をセットします。
スイッチを押すとヒーターで熱せられた水が瞬時にスチームとなり、下シリンダーの粉を蒸らして浸漬・攪拌、さらに上下シリンダーに圧⼒差を発⽣させることによってコーヒーを減圧ろ過。ふくよかな香りとともに抽出されたコーヒーが、パイプを通じて上シリンダーへと吹き上がるさまは、眺めているだけでもうっとりするような多幸感に包まれます。
シリンダーとパイプとの距離は、この抽出過程を視覚的にも存分に堪能できるように設計されたもの。モダンなシェイプの本体デザイン、内側に施したメタリックな質感も大きな魅力です。
抽出方法の特性上、大量のコーヒーをまとめて抽出することはできないけれど、一杯ずつ淹れるたびにこの“コーヒーファウンテン”を愛でられるのは、コーヒー好きにとってはむしろ至高の喜び。
本体には酸味/苦みや濃さの選択を調整できるメニューボタンも搭載。好みにあわせて設定するだけで抽出温度や時間、攪拌方法を自動で調整できるようになっています。
さらに特筆すべきは、スペシャルティコーヒーの華やかな⾵味を引き出すために開発された“2段階温度抽出法(Dual Temp Brewing Method)”の搭載です。これは、抽出途中で温度を切り替えることで、雑味を抑えつつ豆本来の味や風味を際立たせるというもの。豆の個性を損なうことなく淹れるというのはハンドドリップでも高度な技が必要とされますが、これがボタンひとつで実現できてしまうというのは驚異的です。
メンテナンスに不安を覚える人もいるかもしれませんが、上下シリンダーやふた、揚水パイプは食洗機対応となっているため、お手入れも思いのほかかんたんです。
いつもはハンドドリップ派だけど、お気に入りのカフェで楽しむサイフォン式にも元々関心があった、なんてひとは少なくないはず。コーヒーマニアを自認する人ならぜひお見知りおきを!
>> タイガー魔法瓶「コーヒーメーカー Siphonysta ADS-A020」
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/508463/
- Source:&GP
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