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6割の事業者がチャージバックの経験あり、顧客の友人によるカード番号悪用も3割近くが経験

クレジットカード決済代行サービスなどを提供する株式会社シマトモが、EC事業者を対象に、チャージバックについて調査しました。回答事業者の6割がチャージバックの経験があり、チャージバックを減らしたいと考える事業者のうち8割が何らかの対策を行っているか検討していることが分かりました。

チャージバックとは?

チャージバックとは、クレジットカードの不正利用などの理由により消費者が決済に同意しない場合、クレジットカード会社が売上を取消して消費者に返金する仕組みです。

その際、事業者はカード会社から代金が入金されずに売り上げを失うことになります。

チャージバックの経験がある事業者は6割以上

クレジットカード決済の運営を行うシマトモは、「チャージバックの発生リスクと対策」に関する調査を以下のように実施しました。

調査期間:2022年11月29日(火)~2022年12月2日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,024人

「顧客取引において、チャージバックが発生したことはありますか?」の質問に「高頻度である」が23.0%、「たまにある」が38.8%で、6割以上がチャージバックが発生したことがあると答えました。

「チャージバックが発生する原因として最も多いものは何ですか?」という質問に対しては以下のような回答が集まりました。

1位 カードの盗難や紛失により不正利用 37.5%
2位 第三者(友人など)によるカード番号の悪用 27.3%
3位  第三者(家族など)による利用 18.5%

チャージバックへの対策

チャージバックへの対策として、「チャージバックの件数を減らしたいと思う」が88.6%、実際に「対策を行っている」が30.8%、検討中が53.0%となり、8割以上が何らかの対策を行うか検討していると答えました。

チャージバックを防ぐために各事業者は以下のような取り組みをしているようです。
1位:3Dセキュア認証サービス導入を検討中 37.8%
2位:不正検知サービスの導入済み 32.1%
3位:3Dセキュア認証サービス導入を導入済み 29.5%

対策を行っている回答者の7割近くが、3Dセキュア認証サービスを導入済みか導入を検討しています。3Dセキュア認証サービスとは、インターネット上でクレジットカード決済を安全に行うための本人認証サービスで、パスワードの追加認証が必要になります。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000109627.html

(文・先崎ゆきえ)

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