【iPad Hacks_41】
AirPodsシリーズやBeatsブランドの一部製品を使っている場合、iPadに届いたメッセージの通知などをSiriの声で音声として読み上げてもらえます。メッセージアプリだけでなく、多くのサードパーティ製アプリも同機能に対応していますので、必要な設定について把握しておいて損はありません。
■iPadの通知を読み上げてもらうための条件
iPadの通知を音声で読み上げるためには、いくつかの条件があります。
まず、端末がiPadOS 15以降を搭載している必要があります。
続いて、イヤホンやヘッドホンは、対応デバイスを使用します。AirPodsシリーズでは「AirPods(第2世代または第3世代)」「AirPods Pro(全世代)」「AirPods Max」が該当します。Beatsブランドでは、「Beats Fit Pro」「Powerbeats」「Powerbeats Pro」「Beats Solo Pro」が該当します。
そして、この状態で「設定」アプリから「通知」→「通知の読み上げ」を選択し、「通知の読み上げ」をオンにしておきます。加えて「次が接続されている場合に読み上げ」の欄にある「ヘッドフォン」のスイッチをオンにしておきましょう。
■読み上げる通知を指定しよう
一方、何でもかんでも通知が音声で読み上げられると、かえって作業の邪魔になってしまいます。設定画面から、読み上げてもらう通知の種類を選択可能なので、あらかじめ重要な通知を指定しておきましょう。
手順としては、先ほどと同様に「設定」アプリから「通知」→「通知の読み上げ」を選び、アプリごとの通知のオン/オフを指定します。
このとき、アプリによっては「即時通知」と「すべての通知」が分かれていることがあります。その場合には、即時通知のみの読み上げにするか、すべての通知を読み上げるかを選択できます。
■読み上げ中に停止もできる
Siriによる通知の読み上げが長いと感じた場合、通知の読み上げを途中で停止もできます。操作方法はデバイスによって異なります。使用するデバイスに合わせて操作方法を確認しておきましょう。
AirPods(第2世代)の場合、口頭で「停止」や「キャンセル」のように言うか、AirPodsの軸をダブルタップすることで停止します。AirPods(第3世代)やAirPods Proの場合には、軸のタッチコントロール・感圧センサーをぎゅっと押すことで停止します。AirPods Maxでは、Digital Crownを押すことで停止します。
■ボイスコマンドでの返信
メッセージアプリなどの一部返信操作が可能な通知に対しては、通知の読み上げの流れでボイスコマンドでの返信も行えます。具体的には、「〜に〜と返事をして」のように指示します。
すると音声入力されたメッセージが復唱されるので、内容に問題がなければそのまま返信を許可しましょう。
ちなみに、入力内容の確認が不要という場合には、復唱による確認をオフにすることもできます。その場合、具体的には「設定」 アプリ→「通知」→「通知の読み上げ」を選択し、「確認なしに返信」のスイッチをオンにすればOKです。
* * *
こうした設定をしておけば、iPadにAirPodsを接続して音楽やPodcastなどを聴いているときに、大事な通知があったら音声で知らせてくれます。ちょっとした家事をするのにiPadから少し離れていても、家族からの連絡や、リマインダーの通知などを音声で把握できると便利ですね。
ちなみに、今回紹介した通知の読み上げ機能はiPhoneでも同様に利用できます。外出時にiPhone x AirPodsをよく使うという人は多いと思いますので、iPhoneでも同様の設定について確認しておくことをおすすめします。
<文/井上 晃>
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- Original:https://www.goodspress.jp/howto/508498/
- Source:&GP
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