一見手軽に見えて、じつに奥深いのがモデル製作キットの世界。作り慣れたプラモデルもいいけど、たまにはちょっと違ったテイストのモデルも楽しんでみたい、そんなあなたにオススメなプロダクトがMakuakeで先行販売中です。
質感の高いステンレス鋼304を素材に用いた「Metal Time」(7500円〜 2月8日現在)は、大人が作って、見て、飾って楽しむことを想定したメタルモデル組み立てキット。金属素材ならではの硬質な感触と光沢は、プラモデルとはひと味違った魅力です。
この「Metal Time」、開発したのはウクライナのキットメーカー・Metal Time Workshop。基本的な作り方はプラモデル同様、ランナーから外したパーツを手順通り組み立てていくだけ。「ステンレス素材って、ランナーから外すのもたいへんそう…」と思いきや、指で押し出すだけでプチっと切り離せるから、ニッパーなどの工具類がなくても大丈夫。手指の怪我を防ぐための作業用手袋、曲げ工程などに使うラジオペンチも付属するなど、このキット一式だけで完成させられるようになっています。
ラインナップは「Lifting Spirit」(ヘリコプター:7500円)、「Grand Prix Falcon」(F1カー:1万2200円)「Roadway Fantasy」(バイク:8700円)、それに「Ukrainian Dream」(貨物輸送機:2万1700円)の4種類。
格納庫やドアが開くなど、精巧に作られたディティールにも目を見張りますが、さらにこのキットはただ外観を再現するのみならず、動かして遊べるゼンマイ仕掛けも内蔵しています。例えばヘリコプターならメインとテールふたつのブレードが回転、F1カーとバイクは、ゼンマイの力で実際に走らせることもできるとのこと。お手軽キットと思いきや、思った以上に作り甲斐がありそうです。
特に注目を集めているのが「Ukrainian Dream」(2万1700円)。これは世界最大の飛行機としてかつてウクライナが誇った“Mriya(ムリーヤ)”をモデルとしたもの。
ウクライナ語で「夢」を意味する“Mriya”は、もともとスペースシャトルの運搬を目的に1980年代に製造された巨大な貨物輸送機。その強大な輸送力は近年では特に災害時に力を発揮。2010年には日本の防衛省がハイチ地震の復興支援で陸上自衛隊が使う重機を運搬、また2011年の東日本大震災ではフランスから150トンもの救援物資を届けるなど、日本とも浅からぬ縁を持っています。
2022年2月、ロシアによる侵攻直後に大破されたこの機体を精巧な技術で再現したのがこのモデル。限定特典としてオリジナルピンバッジや縮小版モデル、オリジナル切手なども付属すると聞けば、クラフト好きのみならず飛行機ファンもちょっと気になりますよね。
ちなみにこの「Ukrainian Dream」に関していえば、パーツ数は232個で製作時間の目安は20時間、難易度はレベル8(今回のラインナップ中最高レベル!)。完成サイズのほうも約38×40cmとなかなかのボリューム感なので、それなりの覚悟と時間の余裕を持ってチャレンジすることをオススメします。
>> Makuake
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/509427/
- Source:&GP
- Author:&GP