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業務用拡声器メーカーが作るレトロで小さなBluetoothミニコンポがイイ感じ!

創業77周年となる大阪の業務用拡声器メーカー・ノボル電機。2021年には拡声器の形を活かした、スマホ用の無電源パッシブスピーカーを開発。その形状から聞こえてくる、どことなくノスタルジックな味わいのある音質や、懐かしく温かみのある外観からクラウドファンディングに成功し、新たに「ノボル電機製作所」という製品開発プロジェクトを立ち上げました。

デジタル全盛の今だからこそ、拡声器の技術を応用して、人々に安らぎを与える音を作り出せるのではないかとの思いから、今度は手のひらサイズのミニコンポを開発。それが、GREEN FUNDINGにて先行予約受付中のBluetooth内蔵1Wモノラルスタックアンプ「NMP101」と、金属製のボックス型スピーカー「NMP102」・ホーン型スピーカー「NMP103」です(NMP101+NMP102セット:4万2300円~、NMP101+NMP103セット:4万円~ 2月13日現在)。

近年のミニマリスト志向にあわせつつ、スイッチをすべて物理スイッチにすることで懐かしさと愛着感を持ちやすいレトロなデザインに仕上げています。

▲「NMP-101」

1Wモノラルアンプに、金属製のボックス型(もしくはホーン型)スピーカーを有線接続し、DC5Vで駆動させられるミニサイズのホームオーディオとなるミニコンポ。モバイルバッテリーでも利用でき、コンパクトサイズのためキャンプやアウトドアなど野外に持ち運んで利用することも可能です。

Bluetooth内蔵1Wモノラルアンプ「NMP-101」は、デジタルアンプ全盛時代の今だからこそ、あえて物理スイッチの挙動をアナログ回路で増幅するアナログアンプを採用。電源には味わい深いトグルスイッチ、Bluetoothペアリングや出力スイッチには押し込み式ボタンスイッチ、ボリュームには物理的な増幅を堪能しやすい回転式ボリュームを採用しています。

規格品の物理スイッチは流通量が少なく、大ぶりのサイズのものしかないため、今回の製品のためだけに新たに設計。押しこみ式ボタンとボリュームはアルミ棒からすべて社内で削り出し、協力工場でブラスト処理とアルマイト染色を施しているとか。

外装は業務用の筐体に無色アルマイト染色後、ヘアライン加工を施すことで、業務用製品のような堅牢性とインテリアとしての意匠性を両立。内部のアナログ回路と合わせて、物質的な魅力にこだわった製品になっています。

アンプの取付足部はスタッキングできる構造になっており、将来の拡張性を持たせているのもポイント。現在、フェンダーやイコライザーの追加が予定されています。

▲「NMP-102」

このアンプにセットできるスピーカーは2種類。金属製ボックス型スピーカー「NMP-102」は業務用でも採用実績のある77ミリフルレンジのスピーカーユニットを搭載。

筐体は板金加工で、前面の金属パネルは本製品のためだけに波型に切削したデザインとなっています。古いカーステレオから流れてくるような、高音が硬く乾いた音色が特徴で、ややセンチメンタルな雰囲気を醸し出してくれます。

▲「NMP-103」

金属製ホーン型スピーカー「NMP-103」は、タンカー船やコンテナ船などで実際に利用されている船舶用ホーンスピーカーをベースに開発。業務用のスピーカーユニット“振動板”を採用しており、拡声器の音を再現。良い意味でジャンクで暖かみのある音色なので、70年代のロックギターと好相性。アルミ鋳造製の重厚感溢れる佇まいも郷愁を感じます。

なお、各100台の数量限定で、モノラルアンプおよび金属製ボックス型スピーカーの黒色アルマイト版の「NMP-101B」「NMP-102B」も同時リリース。初回限定のカラーリングで、筐体の重厚感をより力強く演出する色合いとなっています。レトロな見た目と音色を奏でるアナログミニコンポ、インテリアアイテムとしても雰囲気抜群です。

>> GREEN FUNDING「NMP-101/102/103」

<文/&GP>

 

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