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iPhone15 Pro Maxが値上げ濃厚?14 Pro Maxの原価割合から予想

iPhone15 pro max telephoto 0118
 
と比べて60ドル以上(約7,800円以上)も高くなったとの報道があったiPhone14 Pro Maxの部品原価ですが、3.7%(約17ドル、約2,200円)しか増加していないとの分析結果が伝えられました。
 
特に高額な5つの部品から、Appleが自社設計品への置き換えを進めようとする理由も何となく見えてきます。
 
また、それらの部品がiPhone15 Pro Maxでどのように変更されるのか複数の噂をもとに考えると、同モデルは値上げされる可能性が高いように思われます。

意外と高い、5Gモデム関連部品

iPhone14 Pro Maxの部品原価に関するこれまでの報道は日本経済新聞によるもので、部品原価は501ドル(約65,100円)と見積もられていました。
 
今回の分析はCounterpointによるもので、同社はiPhone14 Pro Maxの5Gミリ波対応128GBモデルの部品原価を最大474ドル(約61,600円)、5Gサブ6GHz対応128GBモデルの部品原価を454ドル(約59,000円)、双方合わせた平均原価を464ドル(約60,300円)と見積もっています(日本経済新聞とは見積もりを行った時期による、部品単価変動も考えられます)。
 
Counterpointの試算から、で販売されている5Gミリ波モデルの部品原価は日本などで販売されている5Gサブ6GHzモデルよりもそれだけでおよそ20ドル(約2,600円)高いことになります。

iPhone15 Pro Maxでの部品原価はどうなる?噂から予想

iPhone13 Pro MaxとiPhone14 Pro Maxを比べた場合、各部品が原価の中で占める割合は、Apple Aシリーズとが増加しましたが、セルラー通信関連部品とカメラ関連部品は減少したようです。
 

 
iPhone15 Pro Maxでは、A17 Bionicが3nmプロセスで製造される見通しですので、仕入れが高くなることでこの割合が更に増加すると予想されます。
 
同モデルのディスプレイはカバーガラスが2.5Dになりベゼル幅が細くなるとの噂がありますが、ディスプレイパネル自体に大きな変更点はなさそう(ピーク輝度が2,500ニトになるのみ?)ですので、この部分での部品原価上昇は大きくなさそうです。
 
対して、カメラについてはiPhoneとして初となる可変望遠レンズ搭載カメラの採用が噂されており、これが実現した場合、部品原価が大幅に高くなります
 
Counterpointの部品原価比較表から考えると、Appleが5GモデムやWi-Fiチップを自社設計品とし、ディスプレイ製造への関与を強めようとする理由も理解できます(高単価な部品の値下げ)。
 
Pro MaxへのApple自社設計5Gモデムの搭載は間に合わない可能性が高いと考えられていますので、上記の変更がなされた場合、iPhone14 Pro Maxから値上げされることが懸念されます。
 
 
Source:Counterpoint
Photo:Apple(米国)
(FT729)
 
 

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