耳の聞こえに不安を覚える人は少なくありません。過労や睡眠不足で発症する突発性難聴や、大音量に長時間さらされて聴力が低下する騒音性難聴など、就業環境やワーキングスタイルによってはどうしても発症リスクがつきまといます。
ただ、メガネやコンタクトレンズで手軽に矯正できる視覚と比べて、格段に難しいのが聴覚の矯正。好きな音楽も映画も思いのままに楽しめないなんて味気ないし、なんとか聞こえの問題から解放される方法はないかと悩んでいる人に提案したいのが、GREEN FUNDINGから登場している「FILLTUNE CLEAR」と「FILLTUNE CLEAR PURE SOUND」(各44万000円、月額8800円でレンタル可能)。骨伝導の原理を応用した、全く新しいタイプの集音機能付きデバイスです。
難聴に悩む人の8割を占めているのが、先に挙げた突発性難聴や騒音性難聴、加齢による難聴などが含まれる「感音性難聴」。今回紹介する「FILLTUNE CLEAR」シリーズは、その感音性難聴の問題を解決するために開発されたデバイスです。
ヘッドセット上部に備えたふたつのマイクが周囲の音を拾い、骨に振動として伝え、音として認識させるわけですが、単純に集めた音をそのまま使うわけではありません。一体どこが普通の骨伝導デバイスと違うのか。その原理を説明するために、まず人の耳が音を認識する仕組みを説明しましょう。
耳の奥にある内耳部分には蝸牛(かぎゅう)という器官があり、その中には音を感知するセンサーの役割を果たす外有毛細胞と内有毛細胞、さらに聴神経に電気的情報を伝えるラセン神経節細胞が存在しています。
このうちの外有毛細胞がなんらかの原因でダメージを受けて生じるのが、感音性難聴。外有毛細胞は存在する場所によってキャッチする周波数(音の高さ)が異なり、蝸牛の入口に近い部分は高音域、奥に行くほど低音域を担う仕組みになっています。
一度死滅した外有毛細胞は再生しないため、細胞が死滅してしまえば、その部分が担っていた高さの音はその後一切聞き取れません。感音性難聴では、周波数の高い音から聞こえづらくなりやすいのですが、これは入口付近にある高音担当の細胞が最もダメージを受けやすいからなのだそう。
ただ、すべての外有毛細胞が死滅していなければ、そこに微細な振動を与えると内有毛細胞やラセン神経節細胞に情報を伝えられるはず。そこで「FILLTUNE CLEAR」では、独自技術によって従来の圧電式骨伝導の100倍以上の超微細振動を発生させる“PRESTINエンジン”を開発。内有毛細胞に高周波数の音声情報をダイレクトに伝えられるため、高音域の音や会話の中にある子音が格段に聞こえやすくなるというわけです。
会話や電話などのコミュニケーション以外にも、ケーブルもしくはBluetoothによるワイヤレス接続でデバイスと直接つないで音楽を楽しむことも可能。音声が聞き取りやすくなれば会話も楽しくなるし、映画などのエンタメも思いのままに楽しめます。さらに、聞こえにくかった音楽の高音域部分も、再び本来の音に近い聞こえ方で堪能できるようになるのです。
特に高齢のユーザーにとって、聞こえの問題が解決するのは大きな自信につながるはず。失聴の不安から解放されるのは、QOLの向上においても重要な役割を果たします。
ラインナップはマルチに使える「FILLTUNE CLEAR」と、音楽鑑賞に特化した新作「FILLTUNE CLEAR PURE SOUND」の2タイプ。月額8800円で利用できるサブスクサービスが用意されていて、気軽にトライしやすいのもうれしいところ。3月2日まで二子玉川 蔦屋家電内の「蔦屋家電+」にて実機を体験できるので、気になる人はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/511305/
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