米テキサス州エルパソの空港で、アメリカン航空の旅客機が滑走路までのタキシングを行っていたところ、「爆弾を所持している。写真を共有したい」とAirDropでメッセージが表示されたため、離陸中止の事態となった、と地元メディアが報じています。
十代の若者がいたずらメッセージ
AirDropとは、インターネットを介することなく、近くにある他のApple製デバイスと写真や書類などのコンテンツを共有し、相手からも受け取ることができる便利な機能ですが、これを悪用し意図しない写真を知らない相手に送りつける通称AirDropテロが問題になっています。
これを受け、AppleはiOS16.2からパブリックと共有するオプションは10分で自動的にオフになるようAirDropの設定を変更しています。
今回問題とされたのは、AirDropを使って実際に写真を送りつける行為ではなく、AirDrop共有の際に記すことができるプロンプトのメッセージです。「爆弾を所持している。写真を共有したい」とのプロンプトがiPhone上に出たと乗客が乗務員に報告し、すべての乗客を機内から降ろして取り調べを行うという事態にまで発展したのです。
拘束された少年は起訴される予定
テレビレポーターのマーシー・チプリアーニ氏(@MCipriani_WTAE)は、テキサス警察公安局が発表した声明を共有し、「拘束された少年は起訴される予定」であると投稿しています。
NEW: Juvenile detained in El PasoTX will be prosecuted. Pittsburgh Central Catholic confirmed students were on board this flight & detained. Sources tell me the student who airdropped this message was a Central Catholic student. Awaiting more info from the Diocese of Pgh #WTAE pic.twitter.com/06DO836YtU
日本でも回転寿司チェーンでの十代の若者による迷惑行為が問題視されましたが、たとえ少年であっても度を超えたいたずらには制裁を下すという姿勢は世界的に広がりつつあるのかもしれません。
Source:KTSM via AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania