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「ChatGPT」のAI技術を活用した英語スピーキング特化型学習アプリが日本で公開

英会話学習における「スピーキング」技能は、対話の機会がないとなかなか伸びづらく、日本人の多くが苦手意識を持っています。

しかし従来の対人型英会話レッスンでは、適切な講師を探すのが難しかったり、拙い英語を話すのが恥ずかしかったり、相手に気を遣ってしまったり…といったことがよくあります。

このような英語学習意欲があるもののなかなかその一歩が踏み出せない日本人の課題を解決する、AI技術を活用した英語スピーキング特化型学習アプリ「スピーク」の日本語正式版が公開されました。

「ChatGPT」のAI技術を活用

「スピーク」は、 Speakeasy Labs, Inc.が「ChatGPT」の開発で知られている「OpenAI」とのパートナーシップを活かし、OpenAIのAI技術とSpeakeasyが独自に開発した自動音声認識技術及び、英語学習ノウハウを組み合わせたアプリです。

アプリ内の「AI講師」モードでは、「ホテルチェックイン」、「レストランでの注文」などの海外旅行、日常生活、仕事において直面する各種シチュエーションを想定した会話を「AI講師」を相手に行うロールプレイをしながらスピーキング練習を行います。

ロールプレイでは、1つのテーマに対して課される複数のタスクを会話に織り交ぜながら「AI講師」を相手に会話をします。

AI講師が利用者の発言した内容に応じてまるで人間のように個別に返答を行うため、対人対話のシミュレーションとして役立ちます。

効果的な英会話学習を実現するシステム

本アプリには「AI講師」以外にも、英語学習者のレベルに合わせてスピーキングレベルの向上を図る「レベル別コース」や、英語特有の表現や英文法、発音時の強弱の付け方が学べる「ミニコース」などのコンテンツを用意。様々なアプローチで英会話学習を行うことができます。

基本レッスンである「レベル別コース」では、

「超初級コース(2コース)」:自己紹介の練習から始まり、友人との会話などに発展
「初級コース(2コース):ショッピングや旅行の計画など少し高度な日常会話を習得
「中級コース(1コース)」:食事や仕事での会話などを習得

の3レベル5コースが用意されています。

講師の発音に続けてスピーキングを行い、利用者のスピーキングに対してAIが音声矯正を行うことを繰り返し、1つのコース分の英単語やフレーズを約1ヶ月間かけて習得します。

さらに復習用の「ドリル」や「レッスンサマリ」も用意されています。

「ミニコース」では、スピーキングにおける強弱の付け方によって変わるニュアンスや、会議の際に多用される表現、各種文法のシーン別利用方法などを英語で学ぶことができます。

また「スピークス」では、全てコンテンツにおいて「リスニング」後に「スピーキング」を行います。これにより、他社アプリと比較して同じ時間で10倍以上の英語を話すことができるとのことです。

対応機種はiPhone/iPad/iPod Touch iOS 13.5以降、Android OS 6.0以降の機種で以下のURLからダウンロード可能です。

App Store:
https://apps.apple.com/jp/app/speak-learn-english/id1286609883

Google Play:
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.selabs.speak&hl=ja

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000116340.html

(文・大谷尊迪)

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