Twitterの共同創業者のジャック・ドーシー氏が進める、Twitterに対抗した分散型ソーシャルネットワーク「Bluesky」が今週、iOS App Storeに登場したことが明らかとなりました。ただし、このアプリはまだ招待制のベータ版としてしか提供されていないため、利用するには招待コードが必要です。
招待制のベータ版としてiOS App Storeに登場
このアプリは現在、誰でもダウンロードできますが、アカウントを作成するには招待コードが必要です。実際、筆者もアプリをダウンロードしてみましたが、アカウントを作成するには以下のように招待コード(Invite Code)の入力が必須となっており、今のところ、対応言語は英語のみとなっているようです。
Blueskyの公式Webサイトには、このアプリに関する詳細情報はほとんど掲載されていませんが、App Storeのプレビュー画像から、Twitterに似たものであることが分かります。一般公開がいつになるのかは不明ですが、App Storeへの登場は一般公開が間近に迫っていることを示唆しています。
いち早くこのアプリを利用してみたい方は、Blueskyの公式Webサイトから、ウェイティングリストに登録可能です。
Twitterの混乱と迷走
Twitterが現在の同社最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏に買収されて以来、同社は独断的な決定によって一部のユーザーや開発者の怒りを買い混乱を招いてきました。
例えば、サードパーティー製クライアントのAPI利用を禁止し、TweetbotやTwitterrificのようなアプリを消滅させました。また、これまで認証プロセスを経て承認を受ける必要があった「認証バッジ」を、有料サブスクリプション「Twitter Blue」に加入することで表示できるよう変更したことも混乱を招く原因となっています。
そのほかにも、マスク氏はTwitterのCEOに就任後、社員の半数を解雇したかと思えば、解雇した社員に復職を呼びかけるなどしており、さらに2月25日には、同氏が少なくとも50人の従業員を解雇したと報じられるなど、Twitterの迷走は続いています。
この混乱を受けてか、マスクCEOは、自身がCEOを退任すべきかTwitterユーザーからアンケートを募り、57.5%の人が「退くべき」と回答したことを受け、後任者が見つかり次第、CEOを辞任すると発言しました。しかし、今のところ後任者は見つかっていないようです。
トラブルが尽きないTwitterだけに、Blueskyへの期待が高まります。今後、本格的にBlueskyが稼働するようになれば、Twitterから乗り換えるユーザーも増えてくるかもしれません。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Source:Bluesky,TechCrunch via 9to5Mac
Photo:Bluesky/App Store
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania