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伝統と革新の融合。「ロンジン パイロット マジェテック」は初代1935年モデルがルーツ

創業以来190年以上の歴史を誇るロンジンより、ふっくらとしたクッション型ケースにクラシックな雰囲気をたたえた新作「ロンジン パイロット マジェテック ボックスエディション(L2.838.4.53.9)」(55万円)が登場しました。

レトロなデザインのルーツにあるのは、およそ90年前に発表された歴史的なパイロットウォッチ。ブランドの歴史に確かな記録を残すアイコニックモデルが、現代のテクノロジーとともに蘇ります。

1832年にスイス・ジュラ地方の中央に位置するサンティミエにて創業、以来今日までこの地に拠点を構えるスイスの名門時計メーカー・ロンジン。伝統とエレガンス、パフォーマンスを追求した名品の数々は、航海士や探検家、アスリートなど多くのプロフェッショナルから高い信頼を集めてきました。

今回登場する新モデルのルーツとなる“MAJETEK(マジェテック)”もそうしたプロフェッショナルウォッチのひとつ。1935年に飛行士のために開発されたこのモデルは、正確な時刻表示と視認性の良さ、優れた耐久性で、多くのパイロットから厚い信頼を集めました。

ふっくらとしたクッション型ケースや回転式フルーテッドベゼルといった特徴的なデザインは、1935年発表のオリジナルモデルから受け継いだもの。ほかにもブラックダイヤル外周をぐるりと囲んだレイルロードのミニッツマーカーや、すっきりと見やすくデザインされたアラビア数字のインデックス、針とインデックスに配された蓄光素材など、視認性の高さもオリジナルモデルから正しく受け継いでいます。

一方で、オリジナルモデルと比べてわずかに大きくなったケースサイズや、緩やかなカーブを描くシルエット、丸みの加わったラグや機能的なりゅうずガードなど、いくつかの点では機能性や装着感に配慮した現代的なアップデートも。

中でも注目したいのが回転式フルーテッドベゼル。1935年当時、回転式のフルーテッドベゼルにスターティングタイムインジケーターを内蔵することには技術的な困難が伴ったとされていますが、これに対して90年の時を越えて発表された最新モデルでは、12時位置のトライアングルマーカーを風防であるサファイアガラスとダイヤルとの間に配置。またサファイアガラスを固定させ、ベゼルとマーカーだけが連動して動く新機構とすることで、オリジナルモデルと同じ機能を搭載しながら、オリジナルがなしえなかった10気圧防水という高い防水性能を実現しています。

ムーブメントにはCOSC認定クロノメーターを取得した自社製 エクスクルーシブキャリバー“L893.6”を採用。耐磁性シリコン製ヒゲゼンマイ搭載が高い精度と耐久性を実現、さらに72時間ものロングパワーリザーブを誇ります。

ストラップはクラシックなブラウンレザーベルトのほかに、再生素材であるポリエステルファイバーを原料に使用したNATOタイプストラップを付属。ケースバックには“PILOT MAJETEK”の名前をエングレーブするとともに、ケース左外側には、オリジナルモデルが誕生した特別な年からとった“1935”の数字を刻んだ記念プレートをあしらいます。

現代ならではのテクノロジーを備えつつ、歴史に裏打ちされたパイオニア精神を宿したパイロットウォッチです。

>> LONGINES

<文/&GP>

 

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