iPhone15シリーズ(もしくはiPhone15 Proシリーズのみ)で高速データ通信と高速充電を利用したい場合は、MFi認証USB-Cケーブルの使用が必須とみられています。
iMediaが、MFi認証USB-Cケーブルを使わない場合は充電速度が30ワット(W)から5Wに低下することも考えられると述べています。同メディアはAppleがUSB-CケーブルにもMFi認証を導入する理由について、MFi認証対応アクセサリーの利権を守るためと指摘しています。
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iPhone15/15 Proシリーズはこうなる!?最新の噂まとめ
MFi認証USB-Cケーブル以外ではデータ転送できない事態も!?
中国のAndroidスマホなどでは100Wの高速充電などに対応しているものがありますが、これを利用するには専用充電器が必要になるという点で、iPhone15シリーズも高速充電を利用しようとした場合はMFi認証USB-Cケーブルの利用を必須とするのは、同様の仕組みと予想されます。
MFi認証USB-Cケーブルを利用することで、iPhone15シリーズは30Wの高速充電が利用可能になるも、汎用のUSB-Cケーブルでは5Wの充電速度しか得られない可能性があり、その場合はフル充電するのに1時間以上かかるとiMediaが懸念を示しています。
更に、「セキュリティー上の懸念を除外するため」との名目で、汎用のUSB-Cケーブルでは充電はできるがデータ転送はできない仕様にすることも考えられると同メディアは述べています。
そうなった場合、Androidスマホと2台持ちのユーザーなどはケーブルを2本持ち歩く必要が生じることも考えられ、欧州での規制の主旨とは異なる状況が生まれるかもしれません。
規制に適合させつつライセンスビジネスは維持するのが目的か
結局、地域別販売台数が2位を占める欧州での規制に適合するUSB-C端子搭載iPhoneを提供するためにiPhone15シリーズは同端子を採用するも、MFi認証チップ提供によるライセンスビジネスをAppleは諦めるつもりはないと、iMediaは指摘しています。
つまり、USB-C端子の採用で欧州での規制に適合させるも、それがすなわち高速充電を保証するものではないということになります。
いずれ、USB-Cケーブル用MFi認証チップがサードパーティーに提供されるでしょうが、Appleへのライセンス料が含まれることで、汎用ケーブルよりも高くなると予想されます。
欧州での規制に適合させるという名目であれば、今後、iPhone SE(第4世代)など新しく登場するiPhoneにも同様の仕組みが導入されるかもしれません。
Source:iMedia
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-526945/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania