国立大学法人岡山大学の岡山大学病院は、院内案内用の3次元仮想空間マップの構築を開始しました。制作には、院内の写真や動画の画像が活用されています。
マップは今後も拡張予定
病院が案内マップを3次元仮想空間を再現した例は、今回が日本初とのこと。マップの構築範囲は今後も拡張予定で、その他の診療・検査エリアについては順次制作が行われる予定です。
より迷いにくい院内に
車いす対応トイレや、自動販売機などの場所も検索しにくく、利用者からは「不便に感じる」との意見もあったそうです。3次元仮想空間マップの構築は、このような状況を背景に開始されました。
長谷井嬢准教授のコメント
大学病院のような巨大空間を有する施設では、医療関係者であっても、場所の特定に難渋する場合があるほど、構造が複雑で情報量も多く、紙やボード掲示などのアナログ媒体では情報の整理・表示が難しいことが課題でした。
デジタル技術を用いることで、豊富な情報量を見やすく整理できるマップになりました。患者さんにとって、よりわかりやすく、ストレスのない病院受診となるよう、今後も情報の整理を進めていきます。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001241.000072793.html
(文・S.Inosita)
- Original:https://techable.jp/archives/198477
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:井上智文