CG・映像制作を手がける株式会社Composition(以下、Composition)は、プロダクションブランド「バーチャルスタジオMOOV(以下、MOOV)」の設立を発表しました。バーチャル空間やメタバースにおける、イベント・ライブエンターテインメントの表現向上を目標とした組織で、その知見を応用して、エンターテイメント技術を業界に提供します。
長期目線でアーティストと向き合う
アート・デザイン制作、CG制作技術、モーションキャプチャー、キャラクター制御といったリアルタイムCG技術(バーチャルライブシステム「complive」含む)を組み合わせ、高水準なコンテンツを提供します。
また、長期的な目線でアーティストやコーポレートと向き合い、一貫した世界観の提供や効率的なアセットの活用など、効果を最大化する制作体制の構築を目指します。
スタジオは4チーム構成
・バーチャル空間における演出の可能性や構成のプランニングを行う「STORY」チーム
・舞台や美術の設計やアセットの管理を行う「ART」チーム
・技術開発や制作フローの整備を行う「TECH」チーム
・ビジュアル制作や映像制作を行う「CRAFT」チーム
なお、MOOVは現在、音楽ライブに独自のストーリーやミュージカルや朗読などの要素を導入する、新しいライブエンターテイメント表現「Narrative Live」の開発を進めています。
一部機能は別企業に移管
MOOV設立に伴い、同社は今後バーチャルプロダクション体制に集中。CG映像制作会社から、世界とストーリーの提供をミッションとする会社に移行する方針です。モーションキャプチャスタジオなど、これまでCompositionが展開してきた機能は、株式会社スタジオSoup.に移管されます。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000114346.html
(文・S.Inosita)
- Original:https://techable.jp/archives/198089
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:井上智文