Appleは現地時間2023年3月7日、開発者向けにiOS16.4ベータ3を開発者向けにリリースしました。
iOS16.4ベータ3のコードには、iOS16、iPadOS16、macOS Venturaで追加された、緊急セキュリティ対応機能に関する記述が含まれていると、米メディアMacRumorsが指摘しています。
コードに緊急セキュリティ対応機能に関する記述
同メディアによると、iOS16.4ベータ3では、セキュリティアップデートによって一部のアプリが使えなくなることに関する記述が追加されているとのことです。「最新OSの緊急セキュリティ対応により、一部のアプリが互換性を失い、予期せず終了する場合があります。緊急セキュリティ対応を削除すればこの問題は解決されます」
また緊急セキュリティ対応に問題があった場合、元に戻すことを促す警告(rollback alerts)が表示されるという記述もあるとのことです。
現時点ではベータユーザーのみが対象
Appleはすでに何回か、緊急セキュリティ対応をリリースしています。ただしこれまでの緊急セキュリティ対応には、Appleのセキュリティサポート文書を見る限りバグ修正は含まれていません。
また現時点では対象はベータユーザーに限られており、一般向けにはリリースされていないことから、これまでの緊急セキュリティ対応はテスト的な意味合いだと思われます。
iOS16.4では複数の新機能の追加が見込まれています。
iOS16.4の新機能
- iOS16.4がiPhone14 Proの常時表示ディスプレイのバッテリー消費を搭載
- iOS16.4でソフトウェア・アップデートの設定からベータ版がダウンロード可能に
- iOS16.4/iPadOS16.4ベータでWebプッシュ通知が利用可能に
- iOS16.4ベータでロバ、くらげ、ピンクのハート、ヒヤシンス、生姜等の絵文字が追加
- iOS16.4で南アジアの3言語が文字転写可に〜ホームアーキテクチャのアプグレも復活
- iOS16.4でApple Payが韓国で導入〜Apple Booksのアニメも復活
- iOS/iPadOS16.4で、Apple Podcastに複数の新機能が追加
Source:MacRumors ,,Apple
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-527586/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania