株式会社スニフアウトは、ChatGPT に アプリ開発のソースコードを書かせるための100以上の独自コマンドプロンプトを集めた「FlutterPrompts」をリリースしました。これにより、シンプルなスマホアプリであれば、最短1週間でフロントの実装を完了することが可能になりました。
1週間程度でフロント実装可能
FlutterPrompts とは、 Flutter をChatGPTと組み合わせて、フロント実装を「誰でも」可能としたサービスです。
ChatGPTとは、OpenAIが開発した自然言語処理技術を用いた大規模な言語モデルです。2022年11月に公開、新規ビジネスを生み出すことに貢献しています。
このChatGPTは様々な用途への活用が期待されていますが、プログラミングに用いるソースコードの生成も可能となっており、期待通りのソースコードを生成することができるようになればエンジニア業務の大幅な生産性向上が期待されます。
このChatGPTに加えて、FlutterPrompts を使用することで、これまでエンジニアの手によって1文字1文字時間をかけて書かれていたプログラムを一瞬で作成することが可能になり、劇的な業務効率化・生産性向上を実現できます。
同社では FlutterPrompts を用いることで、実際にシンプルなスマホアプリであれば、1週間でフロントの実装を完了することに成功しました。
実装例
Flutterとは、Googleが開発したモバイルアプリケーションフレームワークで、iOS、Android、Web、Windows、macOSなど、複数のプラットフォームで動作する高品質なネイティブアプリを開発することができ、昨今モバイルアプリ開発者にとって注目すべきフレームワークとなっています。
さらに簡単に説明するとモバイルであるAndroidとiOSを同じソースを共有して、同時に作成できるものです。
リリース背景
同社は、業務効率化のために ChatGPT の使用方法を模索していく中で、Flutter でスマホアプリを実装する際のソースコードを ChatGPT に出力させることを試みました。
試行錯誤の末、期対通りのソースコードを出力させるための当社独自のプロンプト(ChatGPTに対して入力するテキストメッセージ)を数多く集めることができたため、この度、100以上のプロンプトを集めたFlutterPromptsを公開したとしています。
今後の展開
ChatGPTの台頭によって、近い将来AIが人類の知能を超えると予測されています。そのAI市場の中では、エンジニアリング業務の改革が大きく期待されています。
エンジニアリング業務は厳密かつ複雑な規則性を厳守することが要求される業務である一方でその難しさから特定のスキルを手に入れたエンジニアだけに可能とされる業務でした。
しかし、ChatGPTをはじめとする Generative AI の技術進歩は、このエンジニアリング業務の民主化を現実にする第一歩を踏み入れました。同社では FlutterPrompts をはじめとする技術支援によってこの社会変革の一助を担っていく方針です。
株式会社スニフアウトとは
株式会社スニフアウトとは、2022年に創業したスタートアップ。データ分析や、スマホアプリ開発などを行っています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000116826.html
(文・我妻歩実)
- Original:https://techable.jp/archives/199214
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Wagatsuma