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国立科学博物館、XRプラットフォーム「STYLY.biz」導入。新VRコンテンツも提供開始

株式会社 NTTデータNJKは、体験型バーチャル博物館を実現する「STYLY.biz」を国立科学博物館へ提供開始しました。

恐竜の全身骨格や、収蔵庫に保管されている普段は見られない動物の剥製をスキャンした3Dモデルなどの観察ができるVRコンテンツ「たんけんひろば コンパスVR」などが楽しめます。

VRとARに対応したプラットフォーム

STYLY.bizは、PCブラウザやスマートフォン・タブレットなどから簡単に体験することが可能なプラットフォームです。

各種の展示空間を制作するための2種類の制作ツールや様々なイメージテンプレートを備えており、有料イベントのチケット販売と連携することが可能。体験・制作・販売をオールインワンで提供します。

なお、同プラットフォームはVRとARの双方に対応。複数のデバイスから同じメタバースを同時体験が可能で、体験者は互いに会話をしながら、ひとつのメタバース空間を楽しむことができます。

Unityやブラウザでコンテンツ制作

STYLY.bizでは、ゲームエンジン「Unity」を使用してコンテンツを制作できます。Webエディタを使ったノーコード制作も可能で、3D開発者でなくとも、メタバース空間を制作していくことが可能です。

画像や動画などのリソースデータを管理する機能も提供され、メタバース空間に変更加えず、リソースだけを入れ替えることもできます。

また、メタバース体験を有料販売したい事業者は、販売機能を使うことで、体験チケット販売、イベントチケット販売、デジタルグッズ販売などの有料サービスを提供可能です。

ニーズの多様化などに対応

コロナ禍によって、リモートワークやWeb会議、オンライン授業などが普及し一般的となりました。メタバースは、制作した空間の中を人々が共有し、つながる仕組みで、新形態のコミュニケーション手段として注目を集めています。

一方、博物館では人々のニーズが多様化しており、単なる展示物の鑑賞だけではなく、観覧者の「知の探究」や「楽しみを共有する」ことができるような役割を求められるようになり、新しい博物館の在り方についても議論されてきました。

国立科学博物館は、このような状況を背景にSTYLY.bizの導入を決定しました。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000069185.html

(文・S.Inosita)

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