サイトアイコン IT NEWS

山でままごと!?「Alu. Table」シリーズを拡張するちっちゃなキッチンテーブルが楽しい

【アウトドア銘品図鑑】

ソロキャンプも登山も釣りも、軽さは正義。でも、一度ちっちゃくて軽いテーブルを使うとめちゃくちゃ便利だと気づいちゃうわけです。

バーナーとクッカーを地べたに置いても気になりませんが、テーブルがないとまな板や食材、カトラリーのような“さすがに地べたに直置きしたくないモノ”はパックや膝に載せ、時にはスプーンを咥えるしかなく身動きがとれない! しかも、うっかり蹴飛ばしてしまうことだってあるんですから。

その点、小さくてもテーブルがあるとテントの周りをスッキリ整理できて効率よし。

エバニューのオールアルミ製でバーナーを載せて調理ができる「Alu Table/Fire」(7700円)は、面倒な組み立ては不要。裏の脚を広げるだけで使えるシンプルさがウケているミニテーブルです。

うれしいことに、この春、「Alu Table/Fire」の拡張セットが登場しました。

■2アイテムで拡張、アルスト天板のセットも

▲「Alu. Table Fire/Lid place」、24g

▲「Alu. Table/Side Ext.」、210g

テーブルの脇に蓋置き場を作れる「Alu. Table Fire/Lid place」(2310円)と、蓋置き場・ハンガー・拡張天板のセット「Alu. Table/Side Ext.」(8250円)です。

▲「Alu. Table/ Stove hole」、225g

拡張というよりは亜種なのですが、アルコールストーブを組み込める「Alu. Table/ Stove hole」(9900円)も誕生しています。これならアルコールストーブが天板から滑り落ちる心配がありません。

▲「Alu.Table Kitchen System set」、447g

うれしいことに「Alu. Table/Side Ext.」と「Alu. Table/ Stove hole」を組み合わせた全部入りセット「Alu.Table Kitchen System set」(1万8700円)もあるんです。なんだかままごと感があってかわいいし、これだけ拡張しても重量はわずか447g。ホントに使いやすいのか? 試してみました。

■ポイントはS字に曲げた縁パーツ

拡張のキモとなるのが天板両側に取り付ける縁パーツです。ヨコから見るとS字になっていて、この曲げ部分に天板を差し込むという、これまたシンプルな構造です。

▲縁パーツは天板を拡張するとともにハンガーの取り付けにも

ハンガーの端を縁パーツに突っ込みます。これで固定するというのはナイスアイデア。もう少し奥まで差し込める長さだとより安定しそうですが、軽さと収納性を考慮した結果なのでしょう。

いろいろ試した結果、縁パーツをできる限り端に寄せた状態でハンガーを差し込むと安定するようです。

▲蓋置き場も縁パーツを利用

拡張天板に脚を差し込むと少しぐらつくのですが、蓋置き場用パーツを差し込むとピタッと気持ちよく固定されました。

カトラリーやトングを引っかけられるし、蓋の置き場があるので天板は広々。ハンガーはヨコに伸ばせるのも便利です。

端っこが曲げられているので、引っかけたモノを落としにくいのも◎。カトラリーだけでなく、サングラスやライターなどを掛けておくのにもいいですね。

なお、この引き出し部分が抜けることがあります。写真のように少しひねっておくと、すっぽ抜け防止になりますよ。

Alu. Table/Stove hole」に「Tiアルコールストーブ」(5280円)をセット。アルスト用の穴は天板の真ん中よりも少し端に寄せた方がいいのかと思いましたが、真ん中であってもソロ用クッカーやシェラカップ、調味料を置く広さがあります。

最初は「Tiアルコールストーブ」が穴に引っかからず天板下に落ちて焦りましたが、穴には3つの金具が付いていてこれを少し引き出すことで穴の大きさを調節できるんですね。

ちなみに「Alu. Table/ Stove hole」の穴はシェラカップの底より小さく、シェラカップが落ち込むことはありません。アルコールストーブをはずした後でも使いやすいんです。

天板下はスッキリしていてシェラカップくらいなら余裕で収まります。もし、ドリッパーを忘れてもこんな具合にペーパーを載せればコーヒーを淹れられます。

天板が倍の広さになって、蓋置き場、ツールハンガーもあるのでこの通り! ストレスなく下ごしらえをできます。いつもよりちょっと料理に凝りたくなるから不思議。

アルコールストーブ好きのソロキャンパーなら「Alu.Table Kitchen System set」、「Alu Table/Fire」ユーザーで料理好きなら「Alu. Table/Side Ext.」を選択することで、ちっちゃなキッチンテーブルを作れます。

唯一、残念なのが、同じくエバニューが扱っているアルポリック製天板の「Alu Table/light」(6600円)では天板の厚みが違うので、「Alu. Table/Side Ext.」で拡張できないことでしょうか(蓋置きの「Alu. Table light/Lid place」は販売あり)。

とはいえ、スタイルにあわせていろいろ組み合わせを考えられるのは楽しく、使いでがありますよ。

>> エバニュー

 

>> [連載]アウトドア銘品図鑑

<取材・文/大森弘恵

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

【関連記事】

◆ミリタリー感と武骨さにグッとくる!ROOT CO.のギアホルダーとスマホショルダーにカモ柄が仲間入り!
◆チェコの老舗ブランドが作り続ける質実剛健な空洞ケトルが味わい深い
◆腕時計のストラップに装着できる“極小マルチツール”をどう使いこなす?

モバイルバージョンを終了