2020年、AppleとGoogleがタッグを組み、コロナの接触追跡を可能にするクロスプラットホームのExposure Notifications APIをローンチしました。あれから3年の月日が経った今、Appleは公衆衛生当局に対してExposure Notifications APIのサポートを終了できるオプションを用意したことが判明しました。
サポートを終了するとメッセージが送信
iOS16.4(すでに開発者向けにRCが公開済み)では、公衆衛生当局が接触通知機能のサポートを終了すると決定した場合、ユーザーにメッセージが表示されるようになっています。
あなたの公衆衛生当局は接触通知をオフにしました。あなたのiPhoneは近くのデバイスを記録しなくなり、可能性のある(コロナ感染者との)接触を通知することができなくなりました。過去に収集された曝露データは自動的に削除されます。
あまり広がらなかった曝露通知API
AppleとGoogleは、Exposure Notifications APIが幅広く利用されるようになることを願っていましたが、米国での実装はそれぞれの州に委ねられる形となり、APIを盛り込んだ専用アプリを開発しないことを選択した州が多くあったとのことです。
接触通知は、「設定」から管理することができます。接触通知をオンにすると、公衆衛生当局からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への接触の可能性の通知を受け取ることができますが、日本政府は昨年11月に接触確認アプリ「COCOA」で機能を完全に停止できると発表しており、昨今のコロナ事情を考慮するとあまり関連性は高くないと言えるのではないでしょうか。
Source:9to5Mac
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-529401/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania