株式会社アストロアーツは、Windows用天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ12」を発売しました。パッケージ版の価格は15,400 円(税込)、ダウンロード版の価格は13,860円(税込)です。
天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ12」
また、ユーザー自身が番組を制作できる「番組エディタ」や、任意の機能ボタンを追加できる「カスタムコントロール」などの機能が追加され、星座解説や星空紹介ビデオの制作といったプレゼンテーションに応用できます。
さらに、天体望遠鏡のコントロールや、天体写真の構図検討などに使える本格的な天体観測支援機能も一層充実しています。
天文基礎データの充実
従来は4個のカタログに収録された星雲・星団およそ1万天体を表示できましたが、「ステラナビゲータ12」ではカタログが大幅に追加され、17個のカタログから延べ約3万天体の表示をサポートします。
太陽系の衛星は24個から187個へ大幅に増加。一方、新星や超新星、ベテルギウスやミラなどの変光星は、観測に基づいて明るさを正確に計算できるようになりました。また、流星群のダストトレイルや隕石の軌道、エッジワース・カイパーベルト、オールトの雲、発見が相次ぐ系外惑星の軌道など、新たにサポートした天体や機能も多数。
空の描画も大気シミュレーションによって大きく改良され、青空や夕焼け、皆既日食中の空の変化が美しく表現されます。
操作性の改善と星空プレゼンテーション
さらに、プラネタリウムのような番組を制作できる「番組エディタ」を標準搭載しています。
プラネタリウム番組で星空にもっと親しむ
星空に表示できる星座絵には、従来からの3種類に加えて、イラストレーターの八王子氏が描いた「八王子星座絵」が新登場。ユーモラスながらも、わかりやすく親しみが感じられます。
高度な観測や研究にも対応
また、撮影した惑星画像や太陽表面画像の貼り付け、観測した太陽黒点の編集、日食時のコロナ画像の貼り付けも可能になりました。
日食の再現がさらに正確になり、地球上に伸びる日食帯を表示することもできます。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000081353.html
(文・zio)
- Original:https://techable.jp/archives/201009
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:井上一樹