AirPodsユーザーが東京からサンフランシスコ間のフライトの後、イヤホンを紛失し、その後「探す」アプリで位置を調べたところ、空港職員の家のロケーションが表示された、と米メディアCNNが伝えています。
座席に置き忘れたジャケットのポケットからAirPodsが消失
東京からサンフランシスコ国際空港に着陸したとき、アリサベス・ヘイデン氏は革ジャンを座席に忘れたことに気づいたといいます。飛行機を降りる前に気づいたのにも関わらず、客室乗務員は彼女がジャケットを取りに席に戻るのを拒んだそうです。
その後、無事乗務員からジャケットを受け取ったヘイデン氏でしたが、AirPodsがなくなっているのに気がづいたのはシアトル行きの便に搭乗した後でした。「ポケットが開いていて、AirPodsがなくなっていた」と彼女は語っています。
「探す」アプリでAirPodsを追跡
なくなったAirPodsの在り処を探るため、ヘイデン氏は「探す」アプリを使ってワイヤレスイヤホンの位置を確認しました。AirPodsは最初はサンフランシスコ空港にとどまっていたものの、次の瞬間には空港内のUnited Cargoのユニットに移動し、その数時間後にはベイエリアのサンマテオにある住宅地の住所に落ち着いたそうです。
ユナイテッド航空とサンフランシスコ空港に連絡し事件の報告を行っても取り合ってもらえなかったため、ヘイデン氏は警察に相談したところ、サンマテオ警察で働く刑事の助けを得ることができ、航空機に食品を積み込む契約空港職員の自宅までいっしょにAirPodsを追跡したそうです。
AirPodsは基本的にAirTagと同じ？
数日後ヘイデン氏は、その従業員がAirPodsを持っていることを認めた、と刑事から折返しの電話を受けました。職員はトラッキングのスクリーンショットを見せられるまでAirPodsを所持していることを否定していたそうです。
その2週間後に彼女はついにAirPodsを取り返しましたが、その状態は良いものではなかったため、苦情を申し立てた結果、ユナイテッド航空から新しいイヤホンを購入するための金額とお詫びの5,000ボーナスマイルを贈呈されたとのことです。
この事件は、もし仮にAirPodsをどこかで見つけても、自身の所持品にはできないことを示しています。iPhoneなどの他のAppleデバイスも同じですが、基本的にAirPodsは紛失防止タグAirTagと同じようなもので、登録Apple IDが正しい方法で変更されない限り、持ち主に「探す」アプリですぐに位置情報が発覚してしまうため、盗まれにくくなっています。
アクティベーションロックは盗難防止に役立つ一方、中古デバイスの大量廃棄につながっているとの報告もあり、セキュリティとリユースのあるべき関係性は今でも議論の対象となっています。
Source:CNN via 9to5Mac
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-529864/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania