サンコール株式会社は、新型のEV用電流センサー「磁気式電流センサー」を発売しました。
磁界を読み取って電流検知
なお「磁気式電流センサー」は、バスバーと一体となった「バスバー実装型」で提供され、位置調整は不要。ICチップの範囲内において、必要な電流レンジで調整可能で、フルレンジ測定時の分解能をより高めることができます。
電子部品の不足を背景に開発された製品
サンコールはこれまで、抵抗体上部の電子基板で信号変換・演算・出力を行う「シャント式電流センサー」を販売していました。しかし、この「シャント式」では、ひとつあたり数十点の電子部品を必要とするため、将来的な需要に応えられなくなるリスクがあったとのこと。
そこでサンコールは「磁気式電流センサー」の開発を決定したそう。
サンコールは、「磁気式電流センサー」の事業売り上げを2024年に10億円、2025年には25億円規模へと拡大させることを目指しています。現在は、低電流と大電流、2つの異なる測定レンジをもつセンサーや、シャント式と磁気式を組み合わせたデュアル方式などの開発を進行中です。
サンコールについて
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000100135.html
(文・S.Inosita)
- Original:https://techable.jp/archives/200921
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:井上智文