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iPhone15のMFi認証、純正20W充電器も未対応と指摘〜ファームウェアで制限か

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シリーズ外部接続端子はUSB-C端子に変更されますが、高速充電を行うにはMFi認証USB-Cケーブルが必要と噂されています。
 
これに関連しアナリストのミンチー・クオ氏が、純正の20W USB-C電源アダプタの出荷台数が大幅に増加すると述べていますが、同製品も厳密にはMFi認証を受けておらず、それは奇妙だとAppleInsiderが指摘しています。

MagSafeでの充電速度差別化のような仕組みを導入か

iPhone15シリーズのUSB-C端子において高速充電を行おうとするとMFi認証電源アダプタが必要になるため、その場合、純正品の中では安価な20W USB-C電源アダプタの需要が増加するとクオ氏は予想しています。
 
これに対しAppleInsiderが、「Appleの純正充電器はMFi認証を受けておらず、認証されているのはケーブル(USB-C – Lightningケーブルなど)であるため、20W USB-C電源アダプタの販売台数が増加するとは考えにくい」と述べています。
 
AppleはiPhone15シリーズのUSB-C端子においてMFi認証を導入し、どのような制限を行うのか不明ですが、MagSafeの例が参考になるのではとAppleInsiderは考えています。
 
MagSafeの場合、認証された製品では15ワット(W)のワイヤレス充電が可能ですが、非認証製品では7.5Wにとどまります。

純正充電器のファームウェアをアップデートし、MFi対応品にする?

USB-Cケーブルは両端のコネクタ形状が当然ながら同じですので、本体側(iPhone15シリーズ)と充電器側の双方でMFi認証品かどうかの識別が行われる可能性があると、AppleInsiderは伝えています。
 
高速充電する際に必要なのはMFi認証USB-Cケーブルとの噂がありますが、それとの関係性について同メディアは取り上げていません。
 
いずれにしても、こうした複雑な状況を解決する手法としてAppleは、Apple純正充電器のファームウェアアップデートを行い、MFi認証品であることをUSB-CケーブルとiPhone15シリーズに認識させるようにするのではないかとAppleInsiderは推察しています。
 
この方法であれば、のMFi認証充電器のデータベースに対応させるよう純正充電器のファームウェアを自動的にアップデートするだけであり、ユーザーにとって手間がかかることもありません。

MFi認証製品データベースへの追記にライセンス料を求める可能性

ただし、考えられる最悪のケースとしてApple純正充電器以外を全てMFi非対応品として扱うこともあり得ると、AppleInsiderは懸念を示しています。
 
その場合、Apple以外の充電器メーカー(サードパーティー製品)がMFi認証を取得しようとする場合、Appleにライセンス料を支払ってiOSのMFi認証充電器のデータベースに追記してもらう方法を採用する可能性もあると、同メディアは述べています。
 
AppleInsiderは、こうした複雑な仕組みを用いない限り、出力の割に大きく時代遅れの20W USB-C電源アダプタの出荷台数が大幅に増えるとは思えないと伝えています。
 
 
Source:AppleInsider
(FT729)

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