iPhone17 Proシリーズには画面下埋込み型Face IDが搭載され、フロントカメラ周りのデザインはDynamic Island(長円+丸型)から、丸型のパンチホールに変更されると噂されています。
これを実現するための核となる、画面下埋込み型Face ID機構の実装に向けて、Appleが新たな特許を出願しました。
2017年に買収した企業による量子ドット薄膜赤外線センサー
米国特許商標庁(USPTO)に現地時間2023年3月23日に出願された特許の名称は、「量子ドット薄膜赤外線センサーを搭載した電子機器」です。
Appleは2017年に、量子ドット薄膜赤外線センサー技術を有するInVisage Technologiesを買収していました。
今回の特許はいよいよ、InVisage Technologiesが有していた技術をApple製品に展開することを目的としたものと考えられます。
画面下埋込み型Face IDやTouch ID実現に繋がり得る技術
特許には、量子ドット薄膜赤外線センサー(下記図表3の24)はディスプレイの画素を透過する赤外線を放出し、物体(46)に当たって反射した赤外線を受光部(44)で捉えると記されています。
Patently Appleは対象となる物体について、ユーザーの顔面でも指紋でも良いと述べています。
このことから、本センサーはiPhone17 Proシリーズにおける画面下埋込み型Face ID実現のための重要な部品となる可能性があります。
また、量子ドット薄膜赤外線センサーを用いた物体認識がうまく動作すれば、将来的に画面下埋込み型Touch IDも実現するかもしれません。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:RendersByShailesh(@Shaileshhari03)/Twitter
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-530023/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania