Appleは今年も6月に世界開発者会議(WWDC 2023)を開催し、iOS17を始めとする次期OSを発表すると見込まれます。
ではこのiOS17は、どのiPhoneで使うことができるのでしょうか。これまでのパターンから、iOS17の対応機種を予想してみます。
iOS17の発表・リリース時期は?
iOS17は2023年6月にその詳細が発表され、次期iPhoneであるiPhone15シリーズが発売されるのと同じタイミング、例年どおりであれば2023年9月にリリースされるはずです。
iOS17の対応機種予想の前に、過去数年のiOSのリリース時期と、対応が終了したモデルを見ていきましょう。
iOS16からiOS13までを振り返る
iOS16ではiPhone7/7 Plusがサポート対象外に
iOS16は、2022年6月開催の世界開発者会議(WWDC 2022)で発表されました。
iOS16は、2015年発売のiPhone6s/6s Plusに加え、2016年9月発売のiPhone7/7 Plusをサポートしないことが発表されました。iPhone6s/6s Plusが6回のメジャーアップデートを受けたのに対し、5回のアップデートで終了となったことに、多くのユーザーから失望の声が聞かれました。
iOS15はiOS14と同じモデルに対応
2021年6月開催のWWDC 2021で発表されたiOS15は、iOS14で対応した全モデルに対応することが発表されました。
iOS14はiOS13に対応した全モデルに対応していたので、iOS13、iOS14に対応する、2015年発売のiPhone6s/6s Plus以降のすべてのモデルが、iOS15でもサポートされたことになります。
つまりiOS13からiOS15までは、対応機種はまったく同じで変わっていません。
iOS14はiOS13と同じモデルに対応
2020年6月開催のWWDC 2020で発表されたiOS14は、iOS13とすべて同じモデルをサポートすることが発表されました。
iPhone6s以降のiPhone各モデルと、iPod touch(第7世代)に対応していました。
iOS13、iPhone5sとiPhone6/6 Plusはサポートせず
2019年6月開催のWWDC 2019では初めてiPadOSが発表され、同年9月にはiOS13とiPadOSに分かれることが明らかになりました。
iOS13の対応機種は2016年発売のiPhone SE(初代)以降、iPod touch(第7世代)で、2013年発売のiPhone5s、2014年発売のiPhone6/6 Plusはサポート外となっています。
iPhoneは平均何回、メジャーアップデートを受けているのか
では、iPhoneは平均で何回、メジャーアップデートを受けているのでしょうか。2013年発売のiPhone5s以降で見ていきます。
なお2020年発売のiPhone SE(第2世代)、同じく2022年発売のiPhone12/12 mini/12 Pro/12 Pro Max以降のモデルは確実にiOS17対応になると思われるので省略します。
iPhone5s以降のiPhoneのメジャーアップデート回数
iPhone機種名(発売年) | 対応iOS | メジャーアップデート回数 |
---|---|---|
iPhone5s(2013) | iOS7/8/9/10/11/12 | 5回 |
iPhone6/6 Plus(2014) | iOS8/9/10/11/12 | 4回 |
iPhone6s/6s Plus(2015) | iOS9/10/11/12/13/14/15 | 6回 |
iPhone SE(2016) | iOS9/10/11/12/13/14/15 | 6回 |
iPhone7/7 Plus(2016) | iOS10/11/12/13/14/15 | 5回 |
iPhone8/8 Plus(2017) | iOS11/12/13/14/15/16 | 5回 |
iPhone X(2017) | iOS11/12/13/14/15/16 | 5回 |
iPhone XS/XS Max(2018) | iOS12/13/14/15/16 | 4回 |
iPhone XR(2018) | iOS12/13/14/15/16 | 4回 |
iPhone11(2019) | iOS13/14/15/16 | 3回 |
iPhone11 Pro/Pro Max(2019) | iOS13/14/15/16 | 3回 |
まとめ。iOS17の対応機種はどうなる?
これまでのデータをもとに、2023年発表・リリースのiOS17の対応機種を推測してみます。
ここ数年の傾向を見ると、iPhoneは大体5回〜6回のメジャーアップデートを受けていることがわかります。
メジャーアップデートを受けるのが5回で終了する場合、2017年発売のiPhone8/8 Plus、同じく2017年発売のiPhone Xは、iOS17のサポート対象外となる可能性が高くなります。
2014年発売のiPhone6/6 Plusはメジャーアップデートを4回しか受けていませんが、その前年である2013年発売のiPhone5sが5回のアップデートに対応していることを考えると、5回より少なくなる確率は低そうです。
Photo:MacRumors
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-530209/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania