人気のスマートフォン向け位置情報ゲームPokémon GOを提供するNianticは、トレーナーが離れたところからでもレイドバトルに参加できる「リモートレイドパス」のゲーム内販売価格をこれまでの約2倍へと引き上げると発表しました。これに対して、ビデオゲーム空間におけるアクセシビリティを改善し、より多くの障害者がビデオゲームをプレイできるようにすることを目的としたアメリカの非営利団体AbleGamersのアドボケート、スティーブン・スポーン氏は、「障害者に対する課税だ」と非難しました。
100ポケコインから195ポケコインに増額
Pokémon GOでリモートレイドパスは現在100ポケコインでゲーム内ショップで販売されていますが、日本時間2023年4月7日(金)午前3時から1個あたり195ポケコインに値上げする、とNianticはブログ投稿で発表しました。3個セットでの値段もこれまでの300ポケコインから525ポケコインへと値上げとなります。
これに対して、AbleGamersのスポーン氏(@stevenspohn)は、「要約すると、NianticはPokémon GOを遠隔操作でプレイするための費用を2倍にし、プレイできる量を制限しています。これはいわゆる障害者税です。家から出られない、アクセスしにくい場所に住んでいる人は、遊べますが、コストがかかるし、あまり遊べません」と非難しました。
To summarize, Niantic is doubling the cost of playing Pokémon GO remotely, and limiting how much you can play.
This is what we call a disability tax. If you can't leave your home or live in an inaccessible area, you can play, but it's going to cost you, and you can't play much. https://t.co/hDPj3QmACD
その他のユーザーからもNianticの今回の決定に対して反感の声が多く聞かれており、同社が4月7日までに方針を転換するのか気になるところです。
Source:Pokémon GO via @stevenspohn/Twitter
Photo:Eurogamer
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-531020/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania