Appleが開発中の複合現実(MR)ヘッドセットは、現地時間6月5日開催の世界開発者会議(WWDC)で間違いなく発表される、とAppleの内部事情に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏は予測しています。
Appleにとってリスクは大きいが記念すべき日になる?
ガーマン氏は4月2日付けで公開したBloombergの記事の中で、2023年6月5日はAppleの歴史において最も重要な日のひとつになる、と記しています。同氏いわく、この日にApple初のMRヘッドセットが発表されるとのことで、iPhone以降の時代の幕開けとなるとのことです。
WWDCでは、ヘッドセット本体だけでなく、搭載されるxrOSオペレーティングシステムや、それに付随するサービス、新タイプのアプリ開発のためのソフトウェア開発キットとプラットフォームも発表されるというのがガーマン氏の見方です。
「MRヘッドセットはAppleにとってリスクは大きいが、記念すべきローンチとなる」と同氏は述べています。
ミンチー・クオ氏はWWDCで発表されない可能性を示唆
Appleのサプライチェーンに詳しいアナリストのミンチー・クオ氏は、ガーマン氏の希望的観測とは打って変わって、AppleのMRヘッドセットに対して厳しい見方を示しています。
クオ氏いわく、AppleのMRヘッドセットは初代iPhoneのような称賛を持って迎えられることはなく、場合によってはWWDCで発表されない可能性もあるとのことです。
MRヘッドセットの発表時の形態に関してApple社内で議論があり、より洗練されたメガネ型のデバイスまで発表を遅らせるべきではないかとデザインチームは考えているようですが、最高執行責任者(COO)のジェフ・ウィリアムズ氏はなるべく早く市場に打ち出したいとの意向を示しているそうです。
Source:Bloomberg
Photo:@marcusckane/Twitter
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-531452/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania