容器内の気圧の変化を巧みに利用して抽出するサイフォン式コーヒー。粉を湯に浸してじっくり抽出させたコーヒーは豊かな香りと柔らかな味わいが魅力で、ドリップ式とはひと味違ったおいしさです。
普段は喫茶店で楽しむあの味を、自宅でも再現してみたい！ そんなわがままな願いを叶えてくれそうなのが、HARIO（ハリオ）の新製品「Electric Coffee Syphon」（1万9800円）。家庭内でいつでも手軽に本格サイフォンコーヒーが楽しめる、電気式のサイフォンコーヒーメーカーです。
まず最初にサイフォン式についてかんたんにおさらいしておきましょう。この抽出方法では、水を入れたフラスコの底を熱することで容器内の水分を上のロートへと移動させ、一定時間浸漬させることでコーヒーを抽出。成分が十分浸出したところで加熱を止めると、抽出されたコーヒー液が再びフラスコに戻ってくるという仕組みです。
浸漬法ならではのすっきりとまろやかな味に加えて、アルコールランプのゆらぐ炎や沸騰中の湯が立てる音、抽出液を攪拌するときの芳醇な香り、それに液体が下から上、上から下へと移動するビジュアル的な面白さ。まるで理科の実験室のような独特の雰囲気には、コーヒー好きならずとも憧れますよね。
ただ、サイフォン式では使用する器具も作業工程も多く、準備も片付けもちょっと面倒。さらに慣れない熱源の取り扱いに不安があるという声も少なくありません。ブレイクタイムに気軽に楽しむのにはハードルが高く、どちらかといえば趣味性の高い抽出法というイメージが持たれています。
そんななか登場するのが、ハリオの「Electric Coffee Syphon」。正真正銘のサイフォン式の抽出方法を、電気を熱源に用いて実現したコーヒーメーカーです。
基本的な使い方は一般的なサイフォン式と同じ。まずフィルターを取り付けたろ過器を上ボールにセットし、計量したコーヒー粉を投入。次に水を入れた下ボールをヒーターにセットして上ボールを軽く載せたら、電源を入れて湯の沸騰を待ちます。湯が沸騰し始めたところで上ボールを差し込むと、沸騰した湯が上ボールに上がり始めて抽出開始。一定時間が経過したところでヒーターからおろせば下ボールに抽出されたコーヒー液が落ちて完成です。
熱源には安全性の高い電気式ヒーターを使用。また難しそうな火力調整がダイヤル操作で簡単に行えるのも初心者には心強い限り！
プロユースから家庭用までさまざまなサイフォン器具を手がけてきたHARIOメイドだから品質や性能にも安心できます。サーバーを兼ねた下ボールなど、親しみやすくお手入れしやすいデザインもうれしいポイント。
本体サイズは幅180×奥行150×高さ270mm、抽出容量は最大360mLと日常使いしやすいサイズ感。手頃な価格も魅力です。
>> HARIO「Electric Coffee Syphon」
＜文／&GP＞
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/522029/
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