普遍性の高いデザインとカジュアルさが魅力のアメリカンウォッチブランド・TIMEX(タイメックス)より、50年代のヒットモデルをお手本にリバイバルさせた“マーリン”コレクションの最新モデルが到着。
ヴィンテージな雰囲気漂うクッション型ケースに、視認性の高さとモダンさを併せ持つアラビア数字をすっきりと配置した「マーリンジェット オートマティック」(4万9500円)、3色揃って4月20日発売です。
メカニカルウォッチが最盛期を迎えた1950年代、第二次世界大戦後の急激な経済成長とベビーブームによる爆発的な人口増加を背景に、生活が豊かになり始めたアメリカ人の心を一気に掴んだタイメックス。まさにそんな時代のさなかに発売された“マーリン”は、いうなれば当時のアメリカのライフスタイルを象徴するような存在。手の届きやすい価格ながら高品質、さらに当時としては珍しい優れた防水・防塵・耐衝撃性を備えたこの時計は、庶民を中心に大いに人気を集めました。
やがて70年代以降、クオーツ・ショックを迎えた時計業界。手巻きムーブメントを搭載したタイメックスのマーリンも過去の遺物のような存在となっていきますが、そこからさらに四半世紀以上の時を経た2017年、ノームコア・ブームを背景に、復刻モデルとしてコレクションに突如復活。ブランドとしてもかなり久しぶりとなるメカニカルムーブメント搭載モデルの復活は、日本でも話題を集めました。
ただしこの春あらたに登場する新モデルは、現行の「マーリン」コレクションとはちょっぴり趣きが違うもの。現行のコレクションがあくまでオリジナルモデルに忠実な造作であるのに対して、新作3モデルでは1940年代〜1960年代に流行したミッドセンチュリー・モダンのデザインから着想を得た意匠を全面的に採用しています。
例えば39mm幅のコンパクトなステンレスケースには、中央がわずかに膨らんだクッションシェイプを採用、ポリッシュ仕上げとマット仕上げを使い分けることでリッチな質感を強調。ダイヤル表面にも縦方向のサンレイ仕上げを施すことで上質感をプラスする一方、ダイヤル外周に添えたレイルウエイデザインのミニッツトラックや、ペンシル型の時分針がレトロなテイストを強調します。
このほかインデックスには視認性に優れたオーソドックスなフォントのアラビア数字を採用。9時位置には午前・午後を分かりやすく伝える24時間針を配置、またストラップには水の使用量を削減して鞣されたエコレザーを採用するなど、今の時代にふさわしいモダンなディティールも魅力です。
またケースバックにはコレクション名の由来となったカジキのイラストをあしらい、小さく開けた窓からは内部に備えた日本製自動巻きムーブメントの姿を楽しむことができるなど、見えないところにさりげなく添えた遊び心もいい感じ。
カラーはクラシックなホワイトダイヤル×ブラウンレザー、シックなブラックダイヤル×ブラックレザー、それにコンセプトショップ限定カラーのネイビーモデルの3種類。ヴィンテージ感漂うおしゃれなデザインながら、時代感覚にふさわしいスペックもしっかりと押さえたバランスのとれた1本。リーズナブルな価格にも注目です。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/518527/
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