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ワーケーションに持ち出したのはMADE IN JAPANのこだわりと美意識を細部に感じ取れるプロテカのスーツケース

ようやく気兼ねなく旅行に行けるようになってきたと同時に、出社する回数が増えてきました。ということは、“ワーケーション”という言葉を使えるのも「あとわずかかも!」なんて思いがよぎり、初めてワーケーションに行くことにしました。

困ったのが荷物を何に入れて持っていくか。気軽な旅行は大体バックパックだし、手元にあるスーツケースは100L超の巨大なモデルと、30Lに満たないのに超重いハードケースだけ。いずれも帯に短し襷に長しで、しかも2ホイールというちょっと今どきじゃないない感じ。

さすがに南国に行くのに大きいバックパックじゃ雰囲気も出ないし、仕事も兼ねるのでそれなりにキチッとしたスーツケースがいいなと思ったのです。

ということで、最新のスーツケースとはどんなものなのか? を体感する意味も含め、3月1日に発売されたばかりの、プロテカ「スタリアCXR」(7万1500円)を持っていくことにしました。

▲カラーはちょうどいい落ち着き具合のブルーグレーをチョイス。ほかにガンメタリック、ホワイト、ガーネットレッド、シフォンブルーがラインナップされています

サイズは、5泊分の荷物が収納できるように52リットルのモデル「02352」を選択。小さすぎず、大きすぎないサイズで使いやすく、感想はひと言「快適」そのもの。

▲「PROTECA」は、北海道・赤平工場で作られる高品質の日本製スーツケース。「MADE IN JAPAN」のステッカーは、日本人ならではの発想と技術によって開発された高い機能性を有している証でもある

軽いし、走りは滑らかだし、収納力は高いし、MADE IN JAPANならではの痒いところに手が届く仕様に、今どきのスーツケースの実力を体感したのでした。

■スーツケースは預ける派!

よくスーツケースの選び方で、機内持ち込みのサイズ(スーツケースの高さ、幅、奥行きの3辺が115cm以内)を選びの基準とする場合がありますが、今回持って行った容量52LのモデルはH56×W44×W29cmで、機内持ち込みはできないサイズです。が、いつも預けてしまうので特に問題はありません。

機内に持ち込まない、個人的な理由は4つあります。

1つは、機内に持ち込む場合、搭乗するまでずっと持ち歩かなければならず、空港内をブラつく時に邪魔になるから。預けてしまえば、空港散策が楽。

2つめは、優先搭乗の時はいいけれど、そうでない場合は、自分の上の収納棚がいっぱいで空いている棚を探したり、上げるのに時間がかかって通路を塞いで気まずかったり…余分なストレスがかかるから。

3つめは、手荷物を預けると“SECURITY CHECK"とか“取扱注意”とか、いい感じのステッカーが貼られることもあるし、汚れて味が出るから。新品のスニーカーがちょっと恥ずかしいのと同様、ピカピカのスーツケースもちょっと恥ずかしいんですよね。

4つめは、手荷物受け取り所のターンテーブルに乗ってスーツケースが出てくるのを見るのが好きだから。国内線だと、地方ならではの“名物オブジェ”が出てくることもあるし、ターンテーブルからスーツケースを下ろすと「さぁ、いよいよ来ました!」と、旅のテンションが上がるんです。

というわけで、前置きが長くなりましたが荷物を預け入れてワーケーションに向けて出発しました!

■ストレスを感じない快適な使い心地

持っていったのは容量52Lと、ラインナップ中ちょうど真ん中のサイズ。まず感じたのが、軽さと走行性能のスムーズさ。H56×W44×W29cmで容量52Lなのに、なんと3.5kgしかありません。所有している27Lのハードケースが約6kgなんで、持った瞬間に軽さを実感。

しかもポリカーボネートとABS樹脂を独自配合したボディは、軽いだけでなく耐衝撃性に優れているのが特徴です。外観状のアクセントにもなっている縦横凸型に走るリブデザインによって、表面が傷つきにくい仕様でもあります。

ちなみに軽いので、レンタカーのトランクのように、持ち上げなければいけない時も楽。預け入れで重量制限がある場合、少しでも軽い方が中身を詰められるし、スーツケースにおいては軽さは正義です。

細〜かいのですが、キャスターのパーツがボディと同色に統一。こういう細かさに日本ならではの繊細さが表れている1台ともいえます。

そして運びやすいし、走行がスムーズ! それもそのはず、体感音量を大幅に軽減する“サイレントキャスター”と、摩擦抵抗を極限まで抑えたベアリングを採用した“ベアロンホイール”を搭載。静かで滑らかな走行を実現しているのです。

今回、初めて4ホイールモデルを使いましたが、今さらながらスーツケースを斜めに傾けなくても動かせることに感動! 引っ張らなくても、ハンドルを持ち歩を進めれば一緒に動くということがこんなに楽だとは…。

走行が滑らかだから、空港のロビーや電車の中でスススーッと転がっていきそうな時もありますが、そんな時でも問題ありません。手元にあるボタンをポチッと押すだけでキャスターストッパーがかかるので、不意に動き出すのを防いでくれます。

今やデフォルトで搭載されることが多いTSロックですが、カギの持ち歩きが不要なダイヤル式なら、いちいち鍵を探して、差し込んで、開錠しなくてもいいので便利です。

細かい点ももちろん抜かりなし。グリップ部分は人間工学に基づく握りやすく、使用感が向上する楕円形状。こういうちょっとしたところにMADE IN JAPANならではのきめ細やかさが出ています。

何気に嬉しいのが、400円コインロッカーに入る点。駅などに設置されているコインロッカーは、サイズにばらつきがあるので注意しなければならないが、ロッカーに入れられれば、ホテルをチェックアウトした後に街を散策する時など、旅の自由が格段に高まります。

肝心の収納力はといえば、シンプルな内装で、本体内の隅々まで荷物を収納できるからきれいに収まります。今回は5泊だったのですが、レンズ2本を入れたカメラバッグと着替え、洗面道具を入れてまだ余るくらい(カメラ本体、PCは別途リュックに収納)。

最終日にお土産を入れてちょうどでした。

左右ともに仕切れるようになったコンパートメントタイプで、中身が飛び出ることがないので思いのほか便利。手持ちのスーツケースはストラップで固定するタイプなので、いろいろ飛び出さないような工夫が必要でしたが、これならポケットに入れるように収納できるので時間がない時でもサッと入れられます。

しかも荷物を抑える仕切りフラップには頻繁に取り出したすアイテムや小物を収納できるメッシュポケットを装備。意外と大きく、上下で分割されているので、収納物に応じて分けることもできます。

※  ※  ※

今回、最新スーツケースの快適さに触れ、外観は昔からさほど変わっていないように思えて、機能はすごく進化しているのを実感。しかも、プロテカ「スタリアCXR」からはヒシヒシと、細部に宿るMADE IN JAPANのこだわりと美意識を感じ取れました。

5月からはいよいよコロナが5類に移行し、外出等の制限がなくなります。国内旅行はもちろん、海外旅行も行きやすくなるので、気分一新スーツケースを新調するのもありではないでしょうか。

>> エース「プロテカ」

<文/澤村尚徳(&GP)>

 

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