Appleは、自社設計したすべてのバッテリーに100%リサイクルのコバルトを使用するという新たな目標を発表しました。2025年という目標が掲げられており、他のリサイクル素材の使用も促進するとのことです。
コバルトはバッテリーの重要な材料
Appleは現地時間13日のプレスリリースで、2025年までに100%リサイクルコバルトをバッテリーに使用すると発表しました。コバルトは、Apple製品を含むほとんどの家電製品に使用されているバッテリーの重要な材料であり、高いエネルギー密度を実現すると同時に、長寿命と安全性に関するAppleの厳しい基準にも適合しています。
2022年時点でApple製品に含まれるコバルトのうち4分の1がリサイクル材によるもので、前年から13%増加しています。Appleは過去3年間で100%認証のリサイクルコバルトの使用を大幅に拡大しており、2025年までにはすべてのバッテリーにリサイクルコバルトを使用することが可能になるとのことです。
Appleは使用するコバルトをすべてリサイクル材でまかなうかのような言い回しですが、あくまでも100%認証のリサイクルコバルト使用を増やし、すべてのバッテリーリサイクルコバルトが少しは含まれるようにするというのが目標のようです。
他の原料のリサイクル材の使用率も上昇傾向に
Appleはコバルト以外の100%認証のレアアースの使用も拡大しており、2022年には全体の73%に達しており、2021年の45%から大きく進歩しています。
Appleがリサイクル材を使用する材料には、プリント回路基板に使用される金メッキ、フレキシブル回路基板に使用される錫(すず)のはんだなどが挙げられます。
Source:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-532953/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania