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【海外旅行Tips】GW目前!米国でiPhoneを使う時に注意したいこと


 
新型コロナウイルスによる海外への渡航制限もかなり緩和され、「今年のゴールデンウィークや夏休みは海外へ行こう!」と計画している方もいるでしょう。
 
今回は海外の中でもアメリカ(ハワイ含む)旅行を予定しており、旅先でiPhoneを使おうと考えている皆さんに役立つ、ちょっとしたTipsをご紹介します。

普段使っているiPhoneをアメリカでも使うときの準備

アメリカへ旅行すると決めたら、日本にいる間に調査、確認すべきことがいくつかあります。
 
詳細は以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参照してください。
 
【2023年4月最新版】普段利用しているiPhoneを海外で使うときの準備

4大キャリアのサービスをアメリカで使う

次にのサービスをアメリカでそのまま使う場合はどのようになるのか、詳しく説明していきます。キャリアの海外サービスは、SIMの差し替えや英語での申し込みといった面倒がなく、日本国内で事前に手続きしておけば、アメリカに到着してから簡単な操作ですぐにiPhoneを使えるのが利点です。
 

ソフトバンク「アメリカ放題」


 
上の記事(リンク先)でも解説していますが、渡航先がアメリカ(ハワイ含む)の場合、ソフトバンクユーザーなら「アメリカ放題」が使えます。「世界対応ケータイ(月額料無料)」に申し込んでおけば、アメリカ滞在中のアメリカ国内での通話やデータ通信およびSMS、アメリカから日本への通話やデータ通信およびSMSが無料です。テザリングも使えます。
 
ソフトバンク[アメリカ放題]どのようなサービスですか?
 
しかし残念ながらワイモバイルでは「アメリカ放題」は使えません
 

au「世界データ定額」


 
渡航先がアメリカ(ハワイ含む)なら、au/UQ mobile/povo1.0ユーザーは「早割」が使えます。日本国内で事前予約すれば、490円/24時間と比較的安いので、出発前の申し込みをお勧めします。
 
ただしこの早割を利用する場合、auユーザーはデータチャージ(無料)への加入、UQ mobileユーザーはくりこしプラン+5Gへの加入、povoユーザーはpovo1.0への加入が条件となっています。
 
なお世界定額で利用する通信量は、国内の各料金プランの月間データ容量などから消費されます。また音声通話やSMSは別料金です。
 
世界データ定額

 

NTTドコモ「パケットパック海外オプション」「海外パケ・ホーダイ」


 
「パケットパック海外オプション」のプラン料金は1時間200円、24時間980円(ほかにも選択肢あり)、「海外パケ・ホーダイ」は1日あたり最大2,980円と、他社と比べると少々割高です。ドコモユーザーでWi−FiルーターのレンタルやSIMカードの差し替えが面倒という方には向いています。
 
海外でスマホ・携帯電話をつかう

 

楽天モバイル「国際サービス」


 
楽天モバイルユーザーなら、渡航先がアメリカの場合はデータ通信料が月2GBまでは無料で使えます。ただしRakuten Linkアプリ同士以外の通話、SMSのやり取りは別料金となります。
 
楽天モバイル「国際サービス」

 

4キャリアのまとめ

ソフトバンクユーザーは、アメリカ旅行の際は迷わず「アメリカ放題」を使いましょう。楽天モバイルも、電話料金は別という欠点はあるものの、短期の旅行ならデータが2GB使えれば十分です。Wi-Fiルーターなどをレンタルする必要はないでしょう。
 
auも日本で事前に申し込めば24時間490円で使えるので料金的にはお得ですが、海外で使ったデータ量が、国内の各料金プランの月間データ容量などから消費されてしまうのがちょっと気になります。
 
最後に残ったNTTドコモの、24時間980円は少々割高に思えます。Wi-Fiルーターのレンタルなども検討したほうがよさそうです。

 

またアメリカでiPhoneを利用するには、出発前に設定を変更しておく必要があります。設定については次の記事で説明しています。
 
【2023年4月最新版】海外でiPhoneを利用するために出発前に行う設定

充電アダプタは日本から持参すべき。公共のものは使ってはダメ

なおiPhoneの充電アダプタについては、日本で使っているものがアメリカでもそのまま使えますので、変圧器を持っていく必要はありません。
 
ただし充電する際は必ず自分の充電器を使い、公共の場で無料で使える充電器は絶対に使用しないでください。有名テック系YouTuberのマーカス・ブラウンリー氏も「公共の充電器は絶対に絶対に使うべきではない。ケーブルの先がどこに繋がっているのか見えない場合は特に。必ず自分の充電器とケーブルをコンセントに差し込んで使うべきだ」と警告しています。
 

アメリカで公共Wi-Fiを使う

セキュリティ面がどうしても不安、という方を除けば、旅行中は公共Wi-Fiを使う機会が増えると思います。アメリカでは主要空港、ホテルではたいてい、無料Wi-Fiが使えます。
 
そのほか無料Wi-Fiが利用できる場所として覚えておくと便利なのは以下のスポットです。
 

覚えておくと便利な無料Wi-Fiスポット

 
この他のファストフード店やカフェ系チェーンでも、無料Wi-Fiを提供しているところが多々ありますが、上で紹介したチェーンはWi-Fiの接続速度が速く、また比較的店舗数が多くて見つけやすいのでおすすめです。
 
さらにショッピングモールやアウトレット(全米最大のショッピングモール運営会社Simon Property Groupが運営するモールはほぼすべて)、大手小売りチェーン店Walmart、同じく大手小売りチェーン店Targetなどでも無料Wi-Fiを使うことができます。
 
ただし無料Wi-Fiを利用する際には、ユーザー名やパスワード、その他重要な個人情報の入力が必要となるサイトへはアクセスしない、怪しいサイトへのアクセスは避ける、アンチウイルスソフトウェアを使うといった注意が必要です。

Wi-FiルーターレンタルやSIMで通信キャリアを選択する場合

Wi-Fiルーターレンタルや、プリペイドSIM購入で利用する通信キャリアを選ぶ場合、どのキャリアにすべきでしょうか。
 
都市部であれば、AT&T、T-Mobile、Verizonのどのキャリアでも大きな違いはありませんが、もしも郊外や自然豊かな地域(つまり人家が比較的少ないエリア)への旅行を予定しているなら、T-Mobileはおすすめできません。AT&TやVerizonに比べて郊外の基地局の数が少ないため、つながりにくいのです(UScellularはカバーエリアが狭すぎるので比較対象外としました)。
 
2021年5月時点のデータですが、米連邦通信委員会(FCC)が公開しているマップを見るとよくわかります。
 
4G LTE Coverage as of May 15, 2021 (AT&T Mobility, T-Mobile, UScellular, Verizon)

最後に

数年前まではキャリアの海外定額プランは高額だったため、海外旅行先で自分のiPhoneを使いたい場合は、Wi-Fiルーターをレンタルするか、プリペイドSIMを購入するほうがお得でした。
 
しかし最近ではソフトバンクのアメリカ放題など、大手キャリアが魅力的なプランを提供しています。またアメリカの場合は無料Wi-Fiが利用できるスポットが多いので、テザリングができない場合でも、やMacBookの利用にはあまり困らないと思います。
 
本記事が、読者の皆さんのアメリカ旅行に役立てば幸いです。
 
 
Photo:Thomas Delacrétaz/Pixabay

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