スイスに本社を構えるTE Connectivityは、自動車用小型コネクタシステム「PicoMQS」を発表しました。ヘッドランプやステアリング ホイールユニットなどのモジュール内の接続に使用できるデバイスです。
自動車産業において、性能に影響を与えずに、部品実装サイズをいかに小型化し軽量化できるかが課題となっている今、このニーズに応えるものとなります。
サイズと重量を削減
最小限の実装スペースと製造の容易性を両立したいプロダクトでの使用を想定し、特に、高振動および高温に伴う過酷な自動車用途に適しているとのこと。部品のサイズと重量を削減し、車両の性能向上と燃費の効率化に貢献します。
同システムは既存の0.5mmコネクターシステムと比較してクリンプ長を55%削減、またパッケージの重量は78%削減しています。
リセプタクル端子は、0.5×0.4mmタブ用に設計されており、0.13㎟から0.22㎟までのワイヤに対応。1.27 mmのピッチと0.46 mmの空間および沿面距離を備えた革新的な車載用の相互接続システムです。
プロダクトマネージャーのコメント
TE ConnectivityのプロダクトマネージャーBoris Ketscher氏は、「PicoMQS」について以下のようにコメントしています。
部品のサイズと重量を削減することで、車両の性能と燃料の経済性にプラスの影響を与えることができるため、OEMがより小型化されたソリューションを求めるのは当然のことです。
TEのPicoMQS自動車用小型コネクタシステムは、まさに業界のニーズに応えるものであり、要件を満たしている優れたソリューションです。
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(文・S.Inosita)
- Original:https://techable.jp/archives/203282
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:井上智文